09年4月5日 21:00 スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ(ミラノ) |
| ミラン |
|
レッチェ |
ロナウジーニョ(後半45分)
インザーギ(後半47分) |
得点者 |
|
|
| ミラン |
| 監督アンチェロッティ |
GK
1ジーダ
DF
15ザンブロッタ、3マルディーニ、19ファバッリ、18ヤンクロフスキ
MF
84フラミニ、21ピルロ、22カカ、10セードルフ
FW
9インザーギ、7パト |
| 交代 |
| 前半39分 |
マルディーニ→センデロス |
| 後半8分 |
セードルフ→ロナウジーニョ |
| 後半32分 |
カカ→シェフチェンコ |
|
| 警告・退場 |
 |
後半46分 |
21ピルロ |
|
| SUB |
| 16カラチ、23アンブロジーニ、32ベッカム、77アントニーニ |
|
| レッチェ |
監督パベーゼ(副監督)
※デカーニオ監督が前節退席のため代行 |
GK
99ベヌッシ
DF
3ボレンギ、16エスポージト、14ファビアーノ
MF
6アンジェロ、8ムナーリ、20ビベス、10カゼルタ、18ジャコマッツィ、19アリアッティ
FW
90ティリボッキ |
| 交代 |
| 後半34分 |
アンジェロ→ジュリアット |
| 後半43分 |
アリアッティ→コナン |
| 後半43分 |
ティリボッキ→パパドプロス |
|
| 警告・退場 |
 |
後半24分 |
3ボレンギ |
 |
後半41分 |
10カゼルタ |
 |
後半45分 |
20ビベス |
|
| SUB |
| 1ロサティ、7ザンケッタ、21アルディート、23スキアービ |
|

互いのモチベーションの高さが表れた一戦だった。首位インテルとは勝ち点で14離され、スクデットは絶望的のミラン。UEFAカップでも破れ、あとは来季のCL出場圏内を狙うのみ。「現在の3位を絶対に死守したい」という気迫が出ていた。レッチェは19位で残留争い真っ只中。ただ勝ち点に大きな開きはなく、脱出のチャンスは十分ある。強豪ミラン、しかもアウェーという絶対不利の中、何とか勝ち点1をもぎ取ろうという意識が見えた。試合はミランが攻め、レッチェが守るという構図がクッキリと出た内容。レッチェの決定機は数えるほどで、得点の匂いはほとんどしなかった。逆にミランはレッチェと大きな実力差がありながらも、その実力差に見合ったほどの決定機を築けず、苦しんだ。最後はなんとかセットプレーから活路を見出し、勝利に結びつけた。 |
注)時間表記について
当足ワザマッチレポートの時間表記は、そのプレーの起こった分で表示しています(例:0分50秒→0分、13分40秒→13分)。
22分 ミラン パト 足ワザ
左サイドで全力疾走するパトに、斜めのパスが入る。そこへDFが前から詰め来て、スライディングでインターセプトを狙ってきた。それを感じたパトが右のアウトフロント辺りでボールをすくい上げてスライディングをかわす【小シャペウ】を見せる。スピードが全く落ちない鮮やかな身のこなしと、ボディーバランスだった
33分 ミラン パト 決定機 足ワザ
ゴール中央約35メートルの位置でパトがボールを受けると、ボールを2度ほどつついてから、【スライスミドル】を放つ。ボールはゴール正面から右に徐々にスライスしていき、わずかに枠を外す
44分 ミラン パト 決定機 足ワザ
パトが左サイドのタッチライン際をドリブル。横からのスライディングタックルを、右のツマ先でボールを浮かせて、自分もジャンプ。上がったボールを左のヒザでたたき落す【上下ダブルタッチ】を見せる。インサイドを使うことが多いダブルタッチを、ツマ先とヒザで行った高速&高難度ワザ。最後はGKと1対1になり、GKの脇を右アウトで狙うも、わずかに枠を外してしまう
2分 ミラン フラミニ 決定機
パトが左サイドを突破し、クロス。カカがニアサイドで受け、バックパス。走り込んだフラミニが右インサイドで狙うも、GKが体を倒してセーブ。シュートシーンでは、レッチェDF4人がコースを切りに行っていた。守備意識は相当高い
7分 ミラン パト 足ワザ
左サイドでボールを受けたパトが、【足ブラブラ&シザーズ】から縦に突破。スピードを上げてドリブルに入るも、DFのスライディングに合う
9分 ミラン カカ 足ワザ
ピッチ中央で縦パスを待つカカ。左右両方からDFが詰めて来ていたが、【軸裏トラップ】で前を向き、一気に2人を抜きさる
12分 ミラン ロナウジーニョ 足ワザ
センターサークル付近でボールを受け、前を向いてドリブルに入ったロナウジーニョが、右に走るインザーギに向け、【首振りスルーパス】。左を向いてのノールックパスだったが、左には誰もいなかったので、あまり意味がなかった。結局スルーパスはうまく通らず
13分 ミラン パト 決定機
右からのアーリークロスをファーサイドに詰めたパトがジャンプヘッド。フリーだったが、わずかに右にそれる
17分 レッチェ ムナーリ 決定機
アンジェロの右アーリークロスを、ムナーリがDFと競り合いながら、ジャンピングヘッド。GKが体を倒してセーブする。後半に入り、初めてのチャンスだったが、ゴールならず
18分 ミラン ロナウジーニョ パト 決定機 足ワザ
ピルロからのロングフィードをロナウジーニョが【フェザータッチツマ先トラップ】でピタッと足元に止め、そのままドリブルで切り込み、クロス。パトがファーサイドでワントラップ。すぐさま左足で狙うも、DFが身を呈して防ぐ
19分 ミラン インザーギ 決定機
ピルロの右CK。アウトスイングしたボールが走り込んだインザーギにピタリと合い、ジャンプヘッド。たたきつけられたボールは大きくバウンドしてゴールバーぎりぎりを捉えるも、GKのディフレクトに合う
25分 ミラン パト 決定機
右ペナルティーエリア角でボールを持ったパトはキックフェイントで左に抜くと、すかさず左足でシュート。ニアをつくが、GKがほんのちょっとだけ手で触り、CKとなる。パトは左足も持っている
28分 ミラン パト 足ワザ
右サイドでボールを受けたパトが、前の敵と1対1の勝負。まずはボールを足裏でナメてシザーズする【オコチャダンス】を見せて、1人目のDFをあっさりかわす。2人目の敵を細かいボディーフェイクから縦に抜こうとするが、最後はスライディングで阻止される
36分 レッチェ ティリボッキ 決定機
ムナーリからの右アーリークロスを1トップのティリボッキがジャンプヘッド。ジャストミートするも、わずかに右に外れる。この試合最大のチャンスを逃す。ミランのDFは疲れから全くのフリーでクロスを入れさせていた
42分 ミラン ロナウジーニョ 決定機
ゴールやや左、約25メートルのFK。ロナウジーニョが、ファーサイドのゴール右上を狙うも、GKが片手ではじき出す
45分 ミラン ロナウジーニョ ゴール
右斜め32メートルからのFK。ピルロのボールはゴール前のセンデロスへ。センデロスがジャストミートしたヘディングシュートが、すぐ前で競り合っていたロナウジーニョの頭に当たってコースが変わり、ネットを揺らす。好セーブを連発してきたGKベヌッシは、入ったボールを胸に抱え、悲しい表情でゴールライン上に寝転がり、数十秒間動かなかった
47分 ミラン ロナウジーニョ 足ワザ
後ろを向いていたロナウジーニョ。縦パスを軸裏に来るまで待って右インでわずかに触り、すぐに左足でヒールキック。見事にスペースへ走り込むシェフチェンコに合わせた。名づけるなら【軸裏ダブルタッチヒールパス】ってとこでしょうか
47分 ミラン インザーギ ゴール
シェフチェンコが左サイドゴールライン際からマイナスクロス。ファーサイドに回りこんだインザーギがジャンプヘッドで突き刺す。落ち込んでいる相手のスキをつく、狡猾な動きだった
| ゲームの感想 |
★★★☆☆ |
魅せてくれたのはパトだけ |
パトは絶好調。カカはあと一歩。ロナウジーニョは…… |
最近のパトは本当に楽しそうにサッカーをやっている。ドリブルのスピードが上がり過ぎて、ボールを失うきらいがあるが、「何か魅せてやろう」という遊び心を持っていて、見ているほうをワクワクさせてくれる。ケガから復帰したばかりのカカは、この試合に関してはリハビリ中といった感じ。前を向いてのドリブルは少なく、珍しくミスパスもあった。そしてロナウジーニョだが、ボールを失うことが多過ぎて、チャンスを作るどころか、逆にピンチメーカーになっていた。体のキレのなさを、相手の激しいフィジカルコンタクトのせいにするみっとも無さもあり、見ているほうをガッカリさせた。こんなプレーを何度も見せられると、「復活してほしい」という気持ちすら起こらなくなる。もう一度体を絞って、出直してほしいものだ。 |
|