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トップマッチレポートAFCアジアカップ2007>3位決定戦 日本-韓国 対談レポート[3]
Match Report マッチレポート

AFCアジアカップ2007 マッチレポート

組み合わせ・大会日程
大会概要
2007/7/30
AFCアジアカップ2007 3位決定戦 日本-韓国
小池正人(本誌)、菊地芳樹(本誌)、清水英斗(本誌) 構成
東南アジア4カ国共同開催による、アジアカップ2007。日本は3位決定戦で韓国と対戦。3決とはいえ、勝てば次回大会予選免除、またライバル韓国が相手とあって、絶対に勝っておきたい試合でしたが……。
今回はちょっと趣向を変えて、「PK対談」を行ってみました。

STRIKER DX名物 対談レポート
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”ヤツ”の呪いは続いていた

清水 さて、というわけで日本代表のPKはおおむね良好だったというわけですが。なぜ韓国戦のPKは負けてしまったんでしょう?

小池 「蹴る」側は良かったんだよ。だけど問題は「止める」側。考えてもみなよ。オーストラリア戦の3人目から数えると、これで川口能活は9人連続で決められているんだよ。PKに強いという印象の川口が、9人も連続で止められないっていうのは、オレはちょっと考えにくい。

清水 なるほど。たしかに。

小池 川口はオーストラリアの1人目、2人目まではピッタリとリズムが合っていた。スカウティングによる読みも当たっていたのか、実際にセーブもした。ところが3人目から、全く合わなくなった。全部キッカーに逆を取られてた。5人目のカーニーになんて、動くのが早過ぎて中央に決められてしまったし。

清水 そのイメージが残っていて、今日は飛ぶタイミングを遅めにしようと意識をしていた。しかし、飛ぶタイミングが、かえって遅くなり過ぎて、方向が合っていても止められないケースが続いた。もしくは「止められない」という不安から、読みに自分の意識を100パーセント任せることができなくなったのかもしれない。

小池 韓国戦の場合、いちばん止めるチャンスがあると思ったのは2人目だね。なんの細工もしてこない流し蹴りで、コースもスピードもそれほど厳しくなかったんだから。あれを、飛んだ方向も合っていた川口が止められなかったのが不思議でしょうがない。
だから、オーストラリア戦の3人目以降で、全部逆を取られたっていう意識が、川口に強く残っていて、「ヤマカンで早く飛んでしまうことだけは避けよう」そう思ったんじゃないだろうか。それがセービングの飛びを小さくさせ、またスピードを落とさせてしまったんじゃないかな。
韓国の3人目、4人目に対しては、逆に飛んでしまったんだけど、これはキッカーが左腕を大きくこいで、「引っ張りのコースへズドンと蹴るぞ」というフェイクを入れたから、しょうがない部分はある。

菊地 つまり、川口のリズムを最初に崩したキッカーが日本に引導を渡したことになるわけなんだよ。そのキッカー、オーストラリア戦の3人目というと……。

清水 ケ、ケーヒル!!!? またコイツか!

菊地 日本はオーストラリアにリベンジしたって盛り上がったけどね、実はまだケーヒルの呪いは続いていたってことだよ(笑)。

清水 なんとまぁ……。こうやって見ると、PK戦もかなり奥が深いですよね。これでこそ、「PK戦は運ですから」という一言に異議を唱えて、ここまで深く掘り下げた甲斐がありますよ。

小池 だってさ、日本代表のPK戦なんてなかなか見れるもんじゃないよ。今回だって4年ぶり。次に見れるとしたら、2011年のアジアカップでしょ。予選や親善試合にPK戦はないし、2010年ワールドカップでPK戦を見るためには、日本が決勝トーナメントに進まなきゃいけないんだから。それこそ「運が良くて」4年に1回しか見られない貴重なものを、見る側が「運」で片付けていいわけがない……ん? 話が難しくなってきたな(笑)

清水 確かにそれは厳しい(笑)。逆にいえば、日本がワールドカップ優勝を本気でめざして決勝トーナメントを勝ち抜こうと思ったら、キッカーもGKも、PKテクニックの向上は避けては通れないところですよね。

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