第2回
日本はグループAに
勝ち上がりの行方は!?
菊地 日本はかなり恵まれたグループに入ったという印象かな。タジキスタン、香港、フィリピン。このグループリーグでは日本のいいプレーがたくさん出て、楽しめたらいいと思うけど。
北 どこも負ける相手ではないですから。今回はこれまでみたいにたくさん合宿をやってといった、調整期間がそんなにないので、このグループリーグで準々決勝への準備という感じに充てられるのかなと。
菊地 とにかく、今の日本代表は、これまで特定のグループにたくさん経験をさせて、昨年アジア初優勝。今は頑張ってピークを維持しているか、少し下り坂のような状況だよね。イランは逆に若手に切り替えて、一時期少し落ちたけど、今、また右肩上がりでレベルアップしてきている。そんなところだと思う。
そんな諸々の状況を踏まえ、サッポ監督はどのような戦い方をしてくるのか、注目だね。
北 マカオ大会のときは、グループリーグの余裕がある中で小野大輔(タラベラ)が出てきて、それまでほとんど経験がなかったところで大活躍できて、一気にブレイクしましたよね。ああいう存在がグループリーグの中で出るかが重要。
さて、5月3日と5日は、それぞれ兵庫(ワールド記念ホール)と大阪(大阪市中央体育館)で、アルゼンチンとの壮行試合が行われます。
菊地 04年の世界選手権前にもアルゼンチンが来て、2試合やったよね。当時アルゼンチンは南米選手権で大活躍して、「ものすごい強い」って触れ込みだった。でも、日本はすごく気合い入ってて、お客さんもたくさん入って、あまりコンディションのよくない相手に第2戦で勝っちゃったんだ。
でも、それでピークが来ちゃった。ジーコジャパンのドイツ戦みたいに。
北 本番もオーストラリア戦と似たような展開。パラグアイ相手に途中までリードしてたのに、終盤に一気にひっくり返されるという。
菊地 何だ。フットサルもサッカーも同じ性質が出ちゃってるね。
北 そうですよ。だから、いいたいのは、ここで無理するなっていうこと。
菊地 もう一ついうと、日本としては今回も大事だけど、来年のワールドカップ予選も兼ねた同大会も大事なわけで。アジア枠がいくつになるかわからないけど(前回は3枠)、そこで世界へ行くためには、ここで新しい選手に経験させるのも一つの考え方ではあるよね。
北 小倉純二AFCフットサル委員会委員長も、「今年は来年への準備の年でもある」とコメントしていましたけど、そうはいっても自国開催で絶対に結果も気になるじゃないですか。Fリーグも控えているし、連覇は不可欠。だからいいタイミングでもあり、悪いタイミングでもある。本当は来年日本開催だったらベストなんですけどね。
菊地 本当は来年に日本でやる予定だったんだと思うよ。
小倉さんがAFCフットサル委員長になったときに、この大会はアジアの4つの地域の持ち回りでやろうということになったんだ。ちょうど前回の世界選手権予選となった04年は東アジアのマカオでやって、翌05年は東南アジアのベトナム。06年は中央アジアのウズベキスタンだった。そして今年07年は西アジアで開催し、来年08年がまた東アジアと。
ちょうど世界選手権予選のときに、東アジア。多分08年は日本がやりたがっているから、自国開催でラッキーだな、なんて思ってた。ところが今年の開催で、西アジアがどこも手を挙げなかったんだよね。ちなみにイランは中央アジアに組み込まれている。そこで前倒しで日本。で、来年はタイでやるという話。
北 まあ、Fリーグ開幕の前ということではいいタイミングなんですけどね。
(第3回につづく) |