フットサル国際親善大会
フットサル日本代表-フットサルベトナム代表
フットサル日本代表-フットサルウズベキスタン代表

2016年04月25日

松岡健三郎(本誌)取材・文・写真

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全員が手を胸に当てて、国歌斉唱するフットサル日本代表

フットサルワールドカップ出場を逃し
再スタート

 今年2月に行われた16年FIFAフットサルワールドカップアジア予選(AFCアジア選手権)に敗れたフットサル日本代表。本来ならばワールドカップへ向けた強化試合となるところだったが、将来を見すえた試合、さらに「2020年FIFAフットサルワールドカップ」を愛知県で開催するための招致活動へと切り替わった。また、出場を逃したことで、長く監督を務めてきたミゲル・ロドリゴ氏が退任。空いていたポストには、長年日本代表のエースとして引っ張ってきた木暮賢一郎(シュライカー大阪)が監督として、日本を率いることとなった。

 2試合を終えて「日本代表の誇り、熱い思いをピッチで表現しようと選手たちに伝えてきました。逆にいうと、それしか伝えることはできないと思っていました」。現役時代、アジアでは強豪イラン以外には負けたことのなかった木暮監督が自らの体験談と共に、日本代表としてのプライドを今一度植えつけようと1週間の短期間で徹底した。

 再スタートとなった大会1戦目は、日本をPKで破り、ワールドカップ初出場を決めたベトナム。「大きな借りを返す」というよりは、フットサルの魅力を伝え直す気持ちが強かった選手たち。代表デビューにして、先発出場となった13芝野創太が開始30秒で先制ゴール。4分間で一気に3点を決め、開始から気合全開の日本。本来の実力差をまざまざと見せつけ、前半だけで6点リード。結果7-0で勝利した。「点差よりも、気持ちを見せられました。そして無失点で終えられたことが何よりも大きいです」と、この試合で国際Aマッチ84試合目の6小曽戸允哉がプレーでも若手を引っ張った。

 こちらもワールドカップ初出場となるウズベキスタンと2戦目。ブラジル人から帰化した2ピレス・イゴールがベトナム戦での代表デビューに続き、スタメン出場となった。守備はもちろん、スローやキックで攻撃にもプラス材料となり35歳の新人が会場を沸かせた。前半はウズベキスタンに1点を先行されて折り返す。後半4分にキャプテンを務める10仁部屋和弘のパスを13芝野が2試合連続のゴールを決めると試合が動いた。FKからウズベキスタンに追加点を奪われる。すぐに、同12分には12前鈍内マティアスエルナンが左足一閃。強烈なFKを直接決めて再び同点。頼れる男、6小曽戸がCKからゴールを決めて一気に逆転し気持ちを見せる。しかし、ウズベキスタンの巧みなパワープレーから失点をしてしまい3-3の同点に終わった。最後まであきらめない姿勢で、大柄なウズベキスタンに対して激しくぶつかり合った日本に試合後大きな拍手が送られた。

 木暮監督がかつてつけていた同じ「10番」を背負ってプレーする仁部屋が「少しバラバラになってしまったアジア選手権のときにはなかった一体感がありました。監督の偉大さも改めて感じました。この2試合は僕にとって今後大きな意味を持つ試合になると思います」と振り返った。キャプテンを務め、ピッチでもベンチでも声を出し続けてリーダーシップを発揮した。新たの可能性を示したフットサル日本代表が1勝1分けで優勝を飾った。

2016年04月22日(金)19:00キックオフ
愛知県・ウィングアリーナ刈谷/観客1,096人/試合時間40分
フットサル
日本代表
7 6-0
1-0
0
フットサル
ベトナム代表
芝野創太(1分)
仁部屋和弘(2分)
清水和也(4分)
佐藤 亮(14分)
安藤良平(15分)
仁部屋和弘(16分)
小曽戸允哉(24分)
得点者  
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日本の元エースが、日本代表監督してピッチに帰って来た
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エース番号「10」を背負い、ベトナム戦2ゴールの仁部屋和弘
2016年04月24日(日)14:00キックオフ
愛知県・ウィングアリーナ刈谷/観客1,442人/試合時間40分
フットサル
日本代表
3 0-1
3-2
3
フットサル
ウズベキスタン代表
芝野創太(24分)
前鈍内マティアスエルナン
(32分)
小曽戸允哉(34分)
得点者 ディルショド・ラフマトフ
(13分)
アルツル・ユヌソフ
(28分)
ジャフロン・アノロフ
(37分)
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代表デビューにして、2試合連続ゴールを決めた13芝野創太
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勝負強さを見せ、通算38得点目をゴールを決めた6小曽戸允哉
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日本代表デビューを飾り、攻守で高いパフォーマンスを見せた2ピレス・イゴール
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