2010年12月27日(月)/13:40キックオフ/東京都・西が丘サッカー場/観客594人/試合時間80分 |
| 名古屋グランパスU15 |
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ヴィッセル神戸U-15 |
石川(前半38分)
伊藤(後半32分) |
得点者 |
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| 試合を優勢に進めていた名古屋が、前半終了間際に先制ゴールを挙げると、後半も前線の選手の活躍でペースをつかんで追加点。守備陣も安定感のあるプレーを見せ、神戸を完封した。 |
強力デュオ、強力守備陣健在
名古屋、完封勝利で決勝へ! |
立ち上がり。神戸に大きなアクシデントがあった。開始2分でDF②山口昂雅が負傷退場。急きょDF③高橋健太を投入した。いきなりのアクシデントに神戸は動揺したのか、試合は名古屋ペースで動いていく。
「相手が【4-1-4-1】なので、ワンボランチの間でボールを受けて、両サイドを突こうと思っていた」と、名古屋の高田哲也監督。U-17日本代表で、すでにU-18チームでもプレーをしているエース⑨北川柊斗を1トップに置き、トップ下の⑩森勇人、左の⑪伊藤昌記、右の⑲桜井昴の2列目が、神戸のDFラインとワンボランチの⑱中井英人の間のスペースに、フレキシブルに顔を出し、相手の守備のひずみを狙った。
20分には右に流れた⑩森がボールを受けると、⑨北川にクサビを打ち込む。⑨北川はDFを引きつけると、反転して2列目から飛び出してきた⑪伊藤へスルーパス。⑪伊藤は飛び出してきたGKを軽やかにかわして、無人のゴールへシュート……。しかし、ボールは右ポスト内側を直撃し、ゴールにはならなかった。
ビッグチャンスを逃した名古屋に対し、神戸も反撃を見せる。②山口の負傷離脱の混乱を落ち着かせると、スピードと高い技術を誇るFW⑰藤本裕豪、機動力のあるMF⑧笹倉蓮が、名古屋守備陣のギャップに果敢に仕掛け、徐々にチャンスを作り出す。34分には左サイドのMF⑦小西智貴から⑱中井へつないで、⑱中井のクサビから⑧笹倉、MF⑳高橋醇へとつなぐと、⑳高橋の放ったミドルシュートは、名古屋GK①板倉徹汰のファインセーブに阻まれた。
ようやく神戸の攻撃にエンジンが掛かってきたと思われた矢先の38分、名古屋が誇る2人の高性能アタッカーが、神戸に傾きかけていた流れを引き止める。DF⑤松田翔平のロングパスを、前線で⑨北川が胸で巧みに落とすと、これを受けた⑩森がドリブルで一気に2人をかわしてゴールに迫る。シュートを打つと見せかけて、後方から上がってきたボランチの⑥石川大貴へ繋ぐと、⑥石川が思い切りのいいシュートを叩き込んで、名古屋が先制に成功する。
後半に入っても、⑨北川と⑩森の『強力デュオ』が、2人で絶妙なハーモニーを奏でて、神戸ゴールに襲い掛かる。後半4分に⑨北川が⑩森とのワンツーでGKと1対1になると、9分には、今度は⑩森が⑲桜井とのワンツーでGKと1対1になる。いずれも神戸GK①藤田惇生のビッグセーブに阻まれるが、19分、30分には⑨北川が3人をドリブルでかわし、チャンスを演出。
そして32分に、名古屋は2人にマークが集中し始めたスキを突く。攻めあがった⑥石川から、MF⑧金来遠、⑪伊藤とつなぎ、彼の左足から放たれたシュートは、ゴール右上隅に突き刺さった。
2-0。これで勝負は決した。名古屋は強力デュオが攻撃を牛耳り、相手に主導権を渡さなかった。これも「決勝進出よりもこれまで無失点のことのほうが驚き」と高田監督が語ったように、今大会に入って抜群の安定感を誇る守備陣の存在があってこそ。夏までは失点が多く、守備がチームの課題となっていたが、「トップチームで闘莉王や増川が体を張って守備をしているのを間近で見てきたから、それに刺激を受けたと思う」(高田監督)と、J1優勝に貢献した守備の要のプレーに触発されたことで、②後藤弘樹と⑭中島康輔のCBコンビを中心に、粘り強さが出てきた。
今大会を通じて大きく成長した彼らが、次のファイナルでも守備陣と強力デュオを中心にした攻撃をかみ合わせ、トップチームに続くタイトルをつかまんと、そのモチベーションは最高潮に達そうとしている。
(選手・監督コメント)
名古屋グランパスU15・高田哲也監督
今日は前半、相手が【4-1-4-1】なので、アンカーの18番(中井英人)の間でボールを受けて、彼を引き出してから両サイドにつければよかったが、相手にうまくダイレクトでつなげられて、(ラインが)下がってしまい、攻撃に厚みを作れなかった。でもラッキーな形で点が入って、後半も追加点を奪って勝つことができた。ここまで無失点なのが、決勝進出よりも驚きです(笑)。ただまだポジションミスが多いので、修正していきたい。
名古屋グランパスU15・⑨北川柊斗
前半の終わりや後半の始めに、神戸のペースで攻められて怖かった。今日はフィニッシュに行く前に取られる回数が多かった。そこは反省です。今大会はメンタル面で成長したと思います。負けたくない、勝ちたいという気持ちはクラブユース選手権のころより強くて、体全体から伝わってきます。あのときの悔しい思いを晴らしたいです。 |