2010年12月29日(水)/11:30キックオフ/東京都・国立競技場/観客5740人/試合時間80分 |
| 名古屋グランパスU15 |
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京都サンガF.C.U-15 |
北川(後半5分)
赤塚(後半43分) |
得点者 |
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| 京都は立ち上がり、CKからチャンスを作るが、⑧三浦のヘッドはGKに阻まれ、さらにこぼれを⑩樋口がヘッドで押し込むが、バーに嫌われた。このチャンスを逃すと、試合の流れは徐々に名古屋へ。後半5分には、⑩森のシュートのこぼれに、⑨北川が反応して、名古屋が先制。そして後半ロスタイムに前掛かりになった京都のスキを突き、交代出場の④赤塚が追加点を挙げ、勝負あり。2-0で名古屋が京都を下し、優勝を飾った。 |
名古屋、強力デュオが力を発揮
京都のセットプレーをしのいで優勝! |
この試合のポイントは先制点にあった。名古屋はこれまで無失点と、今大会では先制をされていない。京都としては先制を奪って、相手があわてたスキを突きたいところで、名古屋は何としても先制されることは避けて、逆に先制をして、今までどおりの守備のリズムを作りたかった。
立ち上がりは【4-1-4-1】を敷く京都が、積極的にプレスを仕掛け、1トップの⑪岩元颯オリビエ、トップ下の⑩樋口総の突破力を中心に、攻勢に出ると、長身選手をそろえたセットプレーで名古屋ゴールを脅かす。5分、左CKを得ると、MF⑨奥川雅也のキックから、MF⑧三浦一星がヘッド、GKが弾いたこぼれを、⑩樋口がヘッドで押し込むが、これはバーに嫌われた。
この日京都は、名古屋の攻撃のキーマンである⑩森勇人と⑨北川柊斗の『強力デュオ』を徹底マーク。彼らがポイントとなる中央をがっちりと固めてきた。だが、15分を過ぎると、強力デュオがバイタルエリアだけでなく、サイドに流れて果敢に突破を図り、CBやボランチを引き出しにかかると、スペースができ始めたバイタルエリアには、左MF⑪伊藤昌記、右MF⑲桜井昴、攻撃的ボランチの⑥石川大貴が果敢に飛び出していく。するとマークにズレが生まれだし、京都守備網にゆがみが生じていく。
流れは徐々に名古屋に。16分、左サイドを突破した⑨北川の折り返しを、ニアで⑪伊藤がスルー。ファーサイドでドフリーの⑥石川にボールが渡ったが、シュートはGK正面。18分にはMF⑧金来遠のロングスルーパスに反応した⑪伊藤が、飛び出してきたGKを軽やかに交わして、角度の無い位置からシュート。これはゴールライン寸前でDFが胸でブロックした。完全に崩しきっての決定機をモノにできなかった。
反対に京都は、立ち上がり同様にセットプレーで活路を見出していく。19分、右CKから⑩樋口がヘッドで合わせるが、名古屋GK①板倉徹汰がファインセーブ。23分には右MF⑮瀬戸口大智が強烈ミドルを放つが、これもGK①板倉が精いっぱい伸ばした指先に当て、わずかかにコースを変えると、ゴール左ポストを叩いて外れていった。
共にチャンスをモノにできず、0-0で迎えた後半、試合は動く。動かしたのは、やはり強力デュオだった。後半5分、ゴール前の混戦から⑩森がシュートを打つと見せかけて、ボールを浮かし、DF1人を軽やかにかわすと、そのまま右足を振り抜いた。このシュートはDFに当たったが、DFとGKの間にこぼれたボールを、⑨北川が押し込んだ。⑩森の巧みなフェイントに、全体の足が一瞬止まった中、⑨北川だけが反応して、事前に詰めていたからこそ生まれたゴールであった。
キーとなる先制点を奪ったのは名古屋だった。このゴールには、これまで大会無失点を続ける守備陣が大きく勇気づけられた。セットプレー以外はボールに対しプレスを掛け、しっかりと体を寄せて、スキを与えない。唯一の脅威となったセットプレーでも、「最後は体を張って防いだ」(高田哲也監督)。その後も前掛かりになった京都の裏を突いて、何度も決定機を作り出すと、後半ロスタイムに⑩森のパスからカウンターを仕掛け、2対1になると、⑨北川のパスを受けた交代出場のDF④赤塚竜馬が決めて、勝負あり。
夏の日本クラブユース選手権に出場できなかった京都と、東海予選をギリギリで勝ち抜いてきた名古屋。共に苦しい思いをしてファイナルまで駆け上がってきたチームの決戦は、「東海予選の反省を踏まえて、みんなと話し合った」(DF⑭中島康輔)結果、チームがまとまった名古屋が、無失点優勝というオマケつきで制して、優勝を飾った。
(選手・監督コメント)
名古屋グランパスU15・高田哲也監督
前半はバタバタして、耐える時間があったが、相手のロングボールに対し、徐々に対応がスムーズになっていった。ある程度ウチはちょこちょこと前線に人数を増やしていって攻めた中で、リスクマネジメントをうまくやりながら、突破されても最後は体を張って止めることができた。狙いどおりの戦いをすることができました。無失点優勝は本当に驚きで、気がついたら無失点だったという感じです。すごいことですね。ただ、最後は「勘違いしないように」と締めておきました(笑)。
名古屋グランパスU15・⑭中島康輔
決勝でも無失点で乗り切ろうと思ってやりました。大会前の東海大会で守備が安定せずに、全国大会にギリギリの出場でした。なのでチームメイトと話し合って、カバーリングや攻守の切り替えなどを確認しあった。今日の相手は身長が高くて、怖かったけど、体を寄せて自由にやらせないことは意識をしました。
名古屋グランパスU15・⑩森勇人
今日は落ち着いてプレーすることを心掛けた。先制点のシーンは、シュートを打とうと思ったら、相手が寄せてきたので、このまま打ったら入らないと思ったので、一度浮かせてかわしてからボレーを打ちました。常に前を向いてプレーすることを心掛けて、⑨北川との距離感を気にしながら、なるべく⑨北川とゴールに近い位置でプレーするようにしました。
名古屋グランパスU15・⑨北川修斗
ゴールシーンは、とにかくボールがこぼれてくると思って動いたら、自分のところに来た。いい時間に取ることができました。ウチのリズムが悪いときに取れたので、この瞬間に「勝てる」と思いました。⑩森はすごくいいパスをくれるし、本当にやりやすいです。ここにほしいという場所とタイミングで出してくれるので、あいつがいたからこそ、優勝できたのだと思います。
京都サンガF.C.U-15・川勝博康監督
夏に全国大会に出られないチームでしたが、チームがひとつになって、頑張ってここまで来れたと思います。相手の10番と9番は強烈ですが、特定の誰かにマークをつけるのではなく、組織的な守備で抑えたかった。うまくいっている部分もあったが、攻撃時に決めるべきところで決められなかったのが痛い。ここからユースに7人、高校サッカーに進む選手もいるので、この悔しい思いを経験にしてほしい。
京都サンガF.C.U-15・⑪岩元颯オリビエ
今日の朝から頭とおなかが痛くて、体調が悪かった。大事な試合前にケアができず、ベストから程遠い自分の甘さをふがいなく思っています。大事な試合なのに結果が残せず、チームに貢献できなかった。本当に申し訳ないと思っています。
京都サンガF.C.U-15・⑮瀬戸口大智
個人的には1回戦はそこまでよくありませんでしたが、2回戦からポジションがサイドバックから右サイドハーフに上がって、やりやすくなりました。今日の試合は、チームとして徹底して裏を狙いました。でも、緊張したり、グラウンドがよすぎてボールが止まったり、戸惑いました。ただ、個人的にはもっと勝負をしたかった。来年はユースに昇格するので、ユースではドリブル突破を見せて、Jユースカップや高円宮杯で活躍したいです。 |