09年12月23日(水)/11:01キックオフ/大阪・長居スタジアム/観衆776人/試合時間90分 |
| 広島ユース |
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磐田ユース |
宮本徹(前半38分)
早瀬良平(後半31分)
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得点者 |
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運動量豊富な広島ユースが、前後半ともにペースを握る時間帯が多かった試合。その広島が先制点、追加点ともに欲しい時間帯に取ることに成功。磐田ユースに完勝し、高円宮杯全日本ユース選手権での敗戦の雪辱を果たした。 |
いよいよJユースサンスタートニックカップも準決勝を迎えた。舞台は長居スタジアム。決戦の舞台での第1試合は、広島ユース対磐田ユースという、今年の高円宮杯全日本ユース選手権準決勝と同一カードとなった。このときは2-1で迎えた試合終了間際に、磐田ユースが執念で追いつき、延長戦を消化して、PK戦の末に、広島ユースを下している。
広島ユースにとってはリベンジマッチとなったこの一戦。立ち上がりは一進一退の攻防が続いた。磐田ユースは準々決勝の柏U-18戦で右MFの清水貴文が退場したのを受け、この試合はいつもの【4-2-3-1】ではなく、後ろを⑤小川大貴、③永井鷹也、④伊村拓浩の3バックにし、右MFに②湯本凌、左MFに本来は右SBの⑲内田恭兵を配置。前線も⑭鈴木凱士と⑱塚田玄徳の2シャドー、⑦海田佳祐を1トップにした、【3-2-4-1】にシフトチェンジして臨んだ。⑲内田と②湯本の両ウイングバックは低い位置をキープし、広島ユースが得意としている流動的な中盤の動きと、両サイドアタックを封じにかかった。
立ち上がりこそ、磐田ユースの組織的な守備が、広島ユースの攻撃をふさいだが、徐々に機動力で上回る広島ユースが中盤のポゼッションで上回りだし、試合のリズムをつかんでいく。広島ユースは全体的に小柄な選手が多いが、全員の運動量が多く、中盤の形を自在に変えることができるのが強みだ。⑦中山雄登と⑧茶島雄介のダブルボランチ、⑩大崎淳矢と⑭水頭廉の2シャドーの、平均身長163.7センチの中盤4人が繰り出すフリーランニングと、ポジションチェンジ、そして抜群のキープ力がかみ合い、流動的なパスサッカーで磐田ユースをほんろうすると、38分、見事な連携からMF④宮本徹が先制弾を挙げた。
1-0で迎えた後半、磐田ユースは後ろを4バックに戻し、⑲内田を右に、⑱塚田を左に置いた、いつもの【4-2-3-1】の布陣に戻してきた。これで両サイドハーフが高い位置でボールを運べるようになり、⑦海田も積極的に裏に飛び出せる回数が増え、ようやく磐田ユースが攻撃のリズムをつかむ。しかし、広島ユースも⑰森保翔平と②宗近慧の巧みなラインコントロールと対人の強さで、ゴール前では自由を与えない。すると、10分過ぎには広島ユースが再び攻撃のリズムを取り戻す。11分には右サイドの展開から、⑩大崎が強烈なハーフボレーを放つが、これは磐田GK①大杉崇仁のファインセーブに阻まれた。13分にも右サイドを突破した⑧茶島のセンタリングを、再び⑩大崎がボレーで狙うが、これはバーの上を外れていった。
しかし21分に、相手の攻撃のスキを突くカウンターが結実する。左サイドでボールキープした⑩大崎のパスを受けた④宮本が、そのままぽっかりと空いた左サイドを突破し、ピンポイントのセンタリングをファーサイドに送ると、走り込んだMF22早瀬良平が頭で合わせ、2-0とした。
磐田ユースの攻め気をそらす絶妙な時間帯のゴールで、試合は決した。その後も危なげない試合運びを見せた広島ユースが、完勝ともいえる内容で磐田ユースを下し、高円宮杯全日本ユース選手権のリベンジを果たした。
「高円宮杯で負けて、選手たちに負けた試合のビデオを見せて、『この悔しさを忘れるな!』といってきた。選手たちは気持ちを見せてくれた」と試合後、森山佳郎監督が語ったように、リベンジを誓った選手たちの一体感が、磐田ユースを圧倒し、この勝利を呼び込んだ。
広島ユース・森山佳郎監督
3年前に優勝してから、この1~3年生は全国制覇を経験していないので、させてやりたい。とにかく楽しんでやりたいですね。相手は決勝まで上がってくるチームなので、強いけど、僕らも自信を持って戦いたい。試合が終わったら、倒れこむくらい熱い戦いをしたいと思います。僕らは団結力がある。3年生は最後の大会だし、1、2年の3年に対する思い。最後の大会で日本一にかける思いをすべてピッチの上で表現する。細かいことは抜きにして、自分たちのよさを出して、暴れられるようにしたい。
広島ユース・茶島雄介
磐田ユースとの前回の対決では、前半で先制をして、終了間際に追いつかれてしまった。なので、2点目が重要だった。前半の45分間、後半の45分間、悔いの残らないようにしたかった。相手の攻撃をどうかわしていくかを考えて、いかに運動量を増やしていけるかを意識した。
広島ユース・大崎淳矢
相手のやり方を気にしないでやろうとした。高円宮杯では負けているので、相手どうこうではなく、自分たちのよさを出そうとしました。今日は自分たちのよさを出せたと思います。みんな強い気持ちを持っていたし、気持ちで勝ったと思います。今年のチームはクラブユース選手権で何もできずに終わって、高円宮杯ではあと少しのところで逃して、よりいっそう団結力が強まった。共同生活の中でみんなやっていて、本当に団結力が増した。個人的には僕が点を取って優勝できるようにしたい。
磐田ユース・吉田光範監督
(準々決勝で退席処分を受けて)スタンドで見ていました。本当に選手、スタッフに迷惑をかけた。選手たちは本当に気持ちをこめて頑張ってくれた。3年生が何人か抜けて、2年生がいい経験ができた。この経験を来年に生かしてほしい。3年生は昇格する選手はいないが、4年後に帰ってきてほしいといいました。僕も帰ってこられるようにしたい。
磐田ユース・大杉崇仁
悔しいです。ケガの具合はよくはありませんが、できないことはなかった。自分のやれる範囲内でプレーしました。 |