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トップマッチレポート>2008年第3回Jリーグ対談レビュー 第14節~27節 前編[1]
Match Report マッチレポート
2008/10/11

2008年第3回Jリーグ対談レビュー 第14節~27節 前編

渡辺達也(フリーライター)、岡田康宏(サポティスタ)、津金一郎(フリーライター)、
菊地芳樹(本誌) 構成
Jリーグをあれこれ語る対談の第3回目。今回は10月11日発売の本誌「Jリーグトピックス」と連動。掲載の対談の完全バージョンをこちらでお送りします。

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STRIKER DX名物 対談レポート
ベンゲル流で
優勝へ向かう名古屋

菊地 大混戦となっているJリーグで、この2カ月くらいでしょうか。名古屋と大分の首位争いが話題になりました。

渡辺 名古屋はやろうとしてるサッカーが、決まってるのが強味だよね。シーズン序盤は、「あんなに走るサッカーをしていたら、夏場にはバテるよ」といわれていたけど、選手の動く範囲が決められているから、夏場でもバテずに乗り切れた。名古屋の特長のひとつが、両サイドMFの小川佳純とマギヌンがポジションチェンジすることなんだけど、2人はポジションを代えるときはセットプレー時だったりして、流れの中でポジション変更をすることはないんだよね。それで、交代したまま試合終了することもあったりで、すごくバランスを大事にしている。
  最終ラインとボランチの間にスペースを与えないことも含め、ピクシーは、やることを選手に徹底している。名古屋のサッカーは、世界のサッカーに近いことをやっているよ。

津金 小川が9点(27節終了時)も取るなんて、開幕前には考えられなかったことだし、ユース上がりで20歳になったばかりの、吉田麻也を見出したこともピクシーのスゴさですね。

渡辺 そうだね。彼は将来日本代表に定着すると思うな。昨年の途中から試合に出始めたときに、すごく落ち着いたプレーをするから、どこの大学を出てるのかなと思ったくらい(笑)。

津金 昨年までの名古屋は、CBで171センチの阿部翔平を使ったりしてたけど、186センチの吉田がここに定着したことで、バヤリッツァとのコンビで高さにも強くなったし。吉田を開幕からセンターバックで使えたのは、ピクシーだからでしょうね。他の監督なら、入団2年目の経験の浅い選手を、レギュラーで起用することをためらっていたでしょうから。

渡辺 玉田圭司がよみがえったのも、ピクシーの「なんでお前は試合に出てないんだ」って、一言があったからなんだよね。
  それと、ピクシーの練習方法はベンゲルのやり方と同じで、Aチーム、Bチームに分けないんだよ。レギュラーと控え選手がゴチャ混ぜで紅白戦をやる。だから、主力の誰かがケガしても控え選手も力の差がないから、チーム力がさほど落ちないし、成績も大崩れしない。ピクシーの中では、今年はAクラスに入って、勝負は来年と考えていたと思うけど、それが今、優勝争いだから。Jリーグのレベルは下がったと思っているんじゃない?

菊地 初めて監督をやるというのに、スゴいですね。

渡辺 でも、名古屋の監督は、アレックス・ミラーだったかもしれないんだよ。ピクシーが監督ライセンス取得が間に合わないかもしれない問題で、一度は就任がダメになりそうだったとき、ミラーがやることで決まりかけていたんだ。それが、監督ライセンス取れたからピクシーになって。

津金 名古屋にとってはピクシーで大正解ですよね。戦力的にはマギヌンを獲ったくらいで、大きな補強はしてない。それで優勝争いしているから。

菊地 う~ん。格好よすぎるな(笑)。

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