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2008/5/12

プリンスリーグ2008 対談レポート 第2回

安藤隆人(サッカージャーナリスト)、菊地芳樹(本誌) 構成

各地域でプリンスリーグがスタートし、ユースサッカー界も新シーズンが本格的に動き始めました。今回はそのユースサッカー界を実に精力的に取材している、安藤隆人氏を迎え、今年の現状をレポートします。


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力を入れ始めた
浦和レッズ

安藤 北信越は今年も、星稜と新潟ユースの2強揺るぎないかな。新潟ユースは左SBの酒井高徳や、FW磯本圭吾など、結構いい選手がいるんですよ。トップの練習なんかにも参加していて、彼らが面白いですね。
  関東は、今年はちょっと昨年ほどの盛り上がりがないというか。レベルが落ちたとはいいませんけど、トーンダウンしてる印象はあります。面白いチームといえば、柏U-18なんです。ところが、F・マリノスカップに優勝したんですが、今年のプリンスリーグには予選で負けて出ていない。それが本当に残念で仕方が無いですね。
  他は桐光学園かな。瀬沼優司というエースストライカーがいて、彼は目に見えて成長していますね。彼は非常に面白い存在だと思います。それと、実力的に面白そうなのは浦和ユースじゃないですかね。

菊地 つい先日、山田直輝と高橋峻希がトップチーム入りして話題になりましたね。最近になって、ユース育成にかなり力を入れていくという話ですが。

安藤 だから、バルセロナを目指してるんじゃないですかね。カンテラ(下部組織)も強くて、資金力で選手も取ってこれるというクラブ。大人の選手だけでなく、カンテラの段階からもすごい選手を取ってくると。それは今の日本のスタンダードになってるじゃないですか。本当に総合型クラブをレッズは目指してるんじゃないですかね。

菊地 FC東京ユースはタレントが多いと聞いたんですが。

安藤 いますね。やっぱり東京という広いマーケットがありますから。大きいのは、ジュニアユースがそれまでU-15深川のみだったのが、U-15むさしができたこと。深川は東東京で、むさしは西東京。要するに深川だけだったら、東東京の選手しか集まってこなかった。ところが、東東京の選手って、柏あれば浦和にもいけるというので、戦力が分散してしまう。でも、西東京は東京Vがあるけれど、むさしなどのもう少し北のほうは、いい選手が集約されてくると。

菊地 両U-15は、全国の4強に2つとも入ったことがありましたね。指導陣も協会のコーチングスタッフだった山口隆文さんが見ていたり。以前は城福浩さんが見ていたり、充実している印象を受けます。

安藤 U-18は倉又寿雄さんがいる。その点で、育成に力を入れている下部組織は、年齢層が若くなればなるほど、ベテランの指導者が必要なんですよ。どうも日本のクラブは、若い選手に若手の指導者を当てる印象があるじゃないですか。それはやっちゃいけないことなんですよ。若ければ若いほど、よりベテランの方を。フランスなんかそうですよ。若ければ若いほど育成指導を熟知した人が就いている。FC東京はその点に目を向け始めていますね。

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