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トップマッチレポート>東アジア選手権 日本-中国 対談レポート[3]
Match Report マッチレポート
2008/2/21

東アジアサッカー選手権2008 決勝大会

後藤健生(フリーライター)、北健一郎(本誌) 構成
日本、韓国、中国、北朝鮮の4カ国総当りで行われる東アジア選手権。岡田ジャパンは、4年前のアジアカップの舞台でもある中国・重慶でどんなサッカーを見せるのか? "アウエー"の中で我慢の勝利をつかんだ中国戦を、フリーライターの後藤健生さんと本誌・北でズバッと切ります!

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テスト→テスト→復習

北  この東アジア選手権の位置付けはやはり「テスト」ということになるんでしょうか。

後藤 どれがいいとかまだいう段階じゃないよね。何ができて何ができないかを見極めるための段階。システムも選手のポジションも含めて。

北  1試合目は加地の左バック、初先発が2人と初モノづくしでしたけど、2試合目の今日は山瀬や憲剛が戻ってきてちょっとこなれた感じがあった。3試合の中で、ステップを踏んでまとめていこうとしているようにも見えるんですが。

後藤 ただ、もっとやりたいことはあったはず。本当は前田(遼一)を使いたかったけどケガで帰っちゃった。それから中国相手には絶対に岩政(大樹)のテストだよね。ああいう大きくて強い相手にどこまでできるのか。でも彼もケガで出られない。その2点では結局この大会ではできなかった。

北  相手との適正を考えてテストする内容を考えているということですよね?

後藤 そう。だからスピードのある北朝鮮には、スピードのある水本をぶつけた。水本はチョン・テセにやられちゃったけど。中国はパワーがあってロングボールを蹴ってくるというスタイルだから、岩政を使いたかったはず。

北  ただ、中国相手にも1トップの田代の奮闘は目立ちましたよね。クサビのボールをよく引き出して起点になっていました。

後藤 今日のゲームで良かったところは、1トップにボールが入ったら、後ろからどんどん人が飛び出してくる形が見えたこと。ああいうのをオシムもやりたかったと思うんだ。それをやった分、中盤での落ち着きがなくなったのはマイナス。これは表裏一体の関係でもあるから難しいんだけど。

北  中村憲剛が入って縦パスというボールの動きが入って、山瀬と安田のスタメン起用で縦へのプレーの動きが増えた。ボールも人も縦、縦と急ぎ過ぎる感じがあって、簡単にボールを失うシーンも目立ちましたね。

後藤 初めて出た選手や、今までやったことのないポジションで使われた選手がたくさんいるわけだから。すべてがうまくいったらテストにならない。「できない」ことが何なのかわかるのも大事なこと。

北  最終戦の韓国戦ではどんなテストをしてくると思いますか?

後藤 最初の2試合はテスト。次の韓国がいちばん強いから、今いる選手でベストのチームを作って、「勝負する」ときのテストをする。この2試合で何ができて、何ができなかったというのを岡田さんがどう判断したのかが、次の試合で見えてくるはず。ちょうど10年前の、この大会の前身のダイナスティカップでも、3試合それぞれにテーマを作って戦っていたんだ。それが岡田さんの特徴なのかもしれない。

北  3試合トータルで、テスト→テスト→復習みたいな流れになるということですね。

後藤 この大会はそういう意味で意義深い大会。ぼくたちもちゃんと見ていればすごく面白い大会なんだよ。

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