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トップマッチレポート>東アジア選手権 なでしこジャパン 対談レポート[2]
Match Report マッチレポート
2008/2/25

東アジア女子サッカー選手権2008 決勝大会

野田朱美(サッカー解説者)、日々野真理(フリーアナウンサー)、北健一郎(本誌) 構成

東アジア選手権を3連勝で制したなでしこジャパン。今大会のいちばんの興味は、佐々木則夫新監督の下でチームはどう変わるのか、というところ。今回は日本代表でも活躍した名FWで、現在は解説者を務める野田朱美氏と、女子サッカーを熱心に取材している日々野真理氏の2人と共に対談レポートをお送りします。 ※対談は第2戦終了後に行いました。


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STRIKER DX名物 対談レポート
北京での目標はグループリーグ突破

北  今回のシステム変更は、オリンピックで結果を出すためのもの?

野田 そうです。もうちょっと上を見るための。

日々野 佐々木監督は「ヨーロッパとか世界の強豪と戦うときには、こういう形がいいんじゃないかと。まずは守備から入って、ボールを支配することで、試合のペースを握ること」だと説明していました。

野田 だから、目先の結果で喜んでいる場合じゃないんです。北朝鮮戦のプレーでOKだったら、あの合宿は何だったの? という感じになりますよ。

日々野 選手の中にも「やったー」って喜んでいる人はいなかったですよね。北朝鮮戦の翌日からは、2部練習をして、徹底的にミーティングをして、北朝鮮での課題を洗い出した。課題が出た後の確認という意味では、次の相手が、3チームの中でいちばん下の韓国でよかったのかもしれない。

野田 そうでしょうね。

北  本番の北京オリンピックまで半年ぐらいしかないですけど、新システムは間に合いそうなんですか?

野田 どうなんだろう? 逆にこのシステムって、オートマチックな分、体に覚えさせてしまえば、っていう感じはする。気になるのは攻撃はどうするのかというところ。今大会では割と自由な感じだったけど、これからどういじるのかは注目したいですね。守備は守備でそうして、攻撃は今までどおりでいくのか、それとも新しい“佐々木流”があるのか。

北  攻撃の中心は、今後も澤なんでしょうか。

野田 私は宮間(あや)に全権を任せてもいいと思うんです。視野も広いし、キックもうまい。それだけの力は持っている。

日々野 澤さんの次に誰か、といったら、宮間さんですよね。

野田 システムが変わったのに、澤がトップ下のときのままの気持ちでは、チームにとってマイナスになる。澤を1枚下げたこと、フラットに並べたことで、絶対的なゲームメーカーはいなくなったわけだから、宮間には自分が起点になるんだという意識を持ってやってほしい。

北  実際のところ、日本は北京オリンピックでどれぐらいを目標に戦うんでしょうか?

野田 グループリーグ突破、ですね。とにかく。メダルとかではなくて、グループリーグを突破するというところ。何チームでやるかはわからないけど、仮に4チームだとしたら、1勝1分け1敗ぐらいを目標でやっていくことになるでしょう。

北  現実的にそれぐらいは狙えると?

野田 北京オリンピックが大陸予選になってから、こういっては失礼だけど、レベルの低いチームもでてきているんですよ。大陸自体がレベルの低いところもあるし、南米もブラジル以外は大したことない。そういう意味では、「1勝」のハードルはそこまで高くはない。

北  親善試合で日本はブラジルに勝ちましたよね?

野田 あそこもスキがあるから。世界の中で安定しているチームが、あんまりないんです。

日々野 毎回思うんですけど、北朝鮮、中国、韓国って見るたびに力関係が変わっていませんか?

野田 北朝鮮は若手主体に変えて、サイズ的に小粒になった。だから、前までの“男並み”のフィジカルの選手をそろえたときのサッカーをしていては、あの結果なんです。だから北朝鮮も、今相当迷っている。これからどうやっていこうか。

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