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トップマッチレポート>キリンカップ 日本-ボスニア・ヘルツェゴビナ 対談レポート[2]
Match Report マッチレポート
2008/2/2

キリンチャレンジカップ2008

小池正人(本誌)、菊地芳樹(本誌)、北健一郎(本誌)、清水英斗(本誌) 構成

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STRIKER DX名物 対談レポート
パスワーク議論

菊地 今日のパス交換は、奥へ入れて手前、奥へ入れて手前を繰り返して、敵が食いついてきたらサイドへ展開するというのを狙っていた。ただ、全体的にスピードが出過ぎてて、あのスピードだと3本4本とつながらなくなる。

小池 パスってさ、つなぎきらないとダメなんだよね。一本でもミスが出るとそこで攻撃が終わっちゃう。今日はドリブルができる選手がいなかったからこそ、改めてドリブルの威力を感じたよ。どうにもならないときに、1人ドリブルがキレているヤツがいればさ、それでチャンスになるから。

菊地 リズムが悪いときはたしかに感じますね。僕の打開策としては、もうちょっと遅くパスを回すこと。でも遅くすると、接近したときにどうしてもフィジカルコンタクトが出てくるから、それぐらいは耐えられる体を作らないといけない。

小池 岡田監督はもっとスピードアップした中で攻められないとっていってたけどね。

菊地 俺はそれは無理だと思う。たとえばドリブルを入れるときも、ちょっとしたタメというかスピードダウンを入れて、みんながポジションを取り直す時間を作る。速いパス回しだと、レシーバーのポジションが5センチずれて2本3本とパスが回っていくと、だんだん50センチ、1メートルとズレが広がっちゃうんだよ。で、前がかりになってるときに取られたらカウンターの餌食になっちゃうからね。

清水 俺もその考え方っすね。たとえばチリ戦のような速いプレスをかけられたとして、さらに速くパスを回そうってのは間違いだと思いますよ。逆にパス回しに緩急をつけて、いなすようにしないと。

小池 いやあ。いなすまでの技術はないよ~。

清水 まあ現状ではなくても進むべき方向はそっちでしょう。俺はそういうサッカーが好きっすわ。

北  見てるとパスは回るんだけど、何だかワンタッチ、ツータッチで出さなきゃいけないような強迫観念でやってる感じがする。そのせいで、仕掛けるところにきても仕掛けられなくなっているような。

清水 展開してサイドバックにボールが渡った途端、アイデアが消失しちゃってるんだよね。

北  そうそう。何となくポンとクロスみたいな。

菊地 日本的にはサイドチェンジした時点で0.5点って感じなんじゃないの?(笑) 勘違いしちゃいけないのはさ、今求めてる内容が良くなっても、ロースコア勝負になることが多いってこと。チャンスをいっぱい作っても攻撃に手数がかかってるから、そのぶん相手も整うんだよ。だから今日みたいにセットプレーで点を取ったり、相手が出てきたところを足の速いヤツがカウンターで狙うみたいな。理想の形はちょっと見えたよね。

小池 内田篤人はもうちょっと思いっきりプレーしたらいいのに。

清水 あれは鹿島の内田とは別人でしたね。天皇杯の決勝なんて、今日シュートをためらった位置より5メートルぐらい後ろからドカーンって蹴り込んだじゃないですか。緊張もあるんでしょうけど、当然ながら能力は加地亮のほうが上。今、右サイドバックは育成枠なんでしょうね。

菊地 育成枠、たしかにね。

北  岡田監督は内田の持っている思いきりのよさに期待してたと思うんですけどね。加地はゲームの流れを読み過ぎるタイプなんで、行かないほうがいいところでやっぱり行かないというか。堅実。

小池 駒野友一もそういうタイプだからね。

清水 今日の展開で内田に思いきりさえあれば、チーム全体も岡田監督の思惑どおりになっていたかもしれませんね。

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