1日目 第1試合
第16節
1月12日(土)/15:01キックオフ/東京都・国立代々木競技場第一体育館/観客3103人/試合時間40分
デウソン神戸 5(2-0、3-5)5 シュライカー大阪 |
| (神)原田浩2、脇、ブルノ、オウンゴール (大)瀬戸2、松宮2、原田健 |

後半の頭までに4-0と、一方的な展開に持ち込んだ神戸だが、大阪はそこからパワープレーで着々とゴールを重ね、残り1分30秒で遂に逆転する。しかし、神戸は残り1秒から同点ゴールを決め、引き分けに終わった。 |
北 今回のセントラル開催。最初は神戸対大阪でした。関西ダービーでしたが、何か不思議な試合だった印象なんですけど。
菊地 このカードは、どうやってもスコアが拮抗したいい試合になるのかねぇ? お互いに意識しているのかもしれないし、これからそうした歴史を作っていくことになるのかもしれない。
北 前半は神戸がよかった。大阪は攻守にうまくいかなくて、神戸に好きにやられちゃった感じでしたね。
菊地 パスを回して一生懸命崩そうとはしていたんだけど、結局ラストパスが全然入らない状況が続いて。そのうち自分たちからミスして、神戸にリードを広げられた感じだった。
北 神戸からしたら、張っていたゾーンの向こうで、勝手に回して勝手にミスしてくれる感じだったと思うんですが。
菊地 そうだね。だからか、かなり余裕を持ってプレーしていたよ。ワザもたくさん出たし。
北 もうやりやりですよ。この点でこの試合の注目は「原田対決」だったんですが、「ハラコウ(原田浩平)」の1点目なんかスゴかった。キックフェイントからボールを引いて押し出して、敵をかわしてシュート。かわしてからシュートまでが速かったですね。ここで打つぞというときの動きに無駄がない。
菊地 ロビーニョみたいなドロー&プッシュだったね。動きがシャープだし、軸がブレないところに、フィジカルと技術が伴っている感じを受けた。
北 そうですね。何かこう、一連のプレーに、森岡薫(名古屋)のような迫力を感じますよ。
菊地 そうだね。パワーでいえば森岡だけど、ワザでいえば原田なのかな。両チームの直接対決は、まだこれからあるから楽しみだね。
北 ただ、名古屋がこの試合をスカウティングしたら、神戸との対戦では最初からパワープレーをやるのではないかという(笑)。
菊地 せっかく4点のリードを奪ったのに、その後の大阪のパワープレーにどんどん失点を重ねちゃった。
北 鈴木政紀監督は「前と後ろの連携がうまくいかなかった」と、言っていましたが。
菊地 後ろの2人がゴール前に張って動かなくなっちゃって、前の2人の動く幅や量が多くなり、ボールへのアプローチが遅れてしまっていた。それで、大阪に余裕を持ってシュートを打たれてしまったね。
北 前半と同じような雰囲気で、ゾーンを小さくして守って、やられたような。そこを修正できなかったですね。
菊地 後手後手のアプローチになってできたゾーンのすき間に、大阪は原田が入って活躍した。こちらは「ハラケン(原田健司)」ですか。元祖・原田ですよ。前半はエラシコ繰り出してたね。大阪は彼のところにボールが入って、少しタメができたときにしか、チャンスにならない。でも、このパワープレーのときは、彼のところにいいボールが入りまくっていた。
北 今の大阪の選手のスキルって、動きながらパスするとミスるというか。このパワープレーのときは、あまり動かずに済んだので、うまくいったのかなあって。
菊地 その後大阪は何と逆転して、ものの見事にやったと思ったら! 残り1秒。1回終了のブザーが鳴ったんだけど、レフェリーがもう1秒残っていたということで、戻して1秒だけやり直した。それで神戸の伊藤雅範が、イチかバチかで蹴った右CKが、ゴール前の大阪選手に当たってゴール。引き分けと。
北 すごく疑問だったのは、大阪は何でブロックにちゃんと入ってなかったのかということです。1秒なんですから、ちょっとパスして打っても終わりでしょ? それだったらゴールに向かって直接打ってくるしかないわけで。
菊地 何か、お互いにつめの甘さを感じさせる内容だったね(笑)。
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