8月24日(金)/10:00キックオフ/福島県・Jヴィレッジスタジアム/観客500人/試合時間60分
日章学園 2(1-0、1-0)0 青森山田 |

2トップをケガと出場停止で欠く青森山田の苦戦が予想された決勝。前半、日章学園は得意のワンタッチパスにドリブル突破を織り交ぜて何度もチャンスを作る。そして19分、⑩福満拓人のFKに⑮牧野周平が合わせて先制した。後半はビハインドの青森山田がエース⑦柴崎岳のポジションをトップ下に上げて反撃。だが、ゴールまであと一歩のところまで迫るも、打てるところでパスをしたり、GKのファインセーブに阻まれたりして決められない。そうこうしているうちに日章学園にバックラインのミスを突かれ2点目を奪われ万事休す。日章学園が2連覇を達成した。 |
昨年、初出場で初優勝という快挙を成し遂げた日章学園が、2年連続で中学校日本一に輝いた。「目標にはしていましたが……子供たちが頑張ってくれたおかげです」と三苫康之監督。前半12分にFKから先制し、後半19分には敵のバックラインのミスを突いて決定的な2点目を奪った。「完勝」といっていい内容だった。
日章学園はセンターに位置する⑩福満拓人を中心に、“人もボールも動くサッカー”で前半から青森山田をほんろう。このチームが面白いのは型にハマっていないこと。「次にどんなプレーをするのだろう」というワクワク感がある。三苫監督はいう。「基本的な止める・蹴るという部分を大事にしています。トリッキーなプレーに関しては個人のアイデアですが、それを出していい状況と悪い状況の判断ができていればOK。もちろんそういうプレーばかりでもダメですが」。
逆に青森山田のほうは、意外性あるプレーで攻撃にアクセントをつけていたFWの⑩簗場拓人が累積警告で出場停止。それによって攻撃の「組み立て」を行う⑦柴崎岳には、⑩簗場が担っていたゴール前での「味付け」も求められることになった。
よって、今日の⑦柴崎は1発でチャンスになる必殺のロングパスは繰り出しつつも、前の味方にクサビを当ててから攻め上がって、ゴール前に侵入するなど、「パス&ゴー」の意識が高かった。彼自身のプレーは昨日よりもよかったかもしれない。だが、青森山田の攻撃が「柴崎頼み」になっていたのは事実。日章学園にとっては的を絞りやすかったはずだ。
とはいえ、後半は「点を取らないとどうしようもない」(⑦柴崎)青森山田が気持ちのこもったプレーで攻めた。前半は欠けていた攻撃面での「積極性」が出てきて、ゴールが見えたらどんどんシュートを打っていく。日章学園・三苫監督がディフェンスについて「集中が切れた時間帯があった」と語ったように、青森山田の同点ゴールが生まれるのは時間の問題かと思われた。
しかし、そんな青森山田ペースの時間帯に日章学園の2点目が生まれる。きっかけはバックラインでのパス回しのミスだった。CBの選手が右SBへの選手に展開しようとしたボールをFW⑮牧野にインタセプトされて、GKとの1対1を沈められてしまった。こういうミス絡みの失点は精神的なダメージが大きい(プロでも崩壊することがある)。残り10分間で、この猛暑の中で、2点を取れというのは酷な話だった。
>ページ[2]へ
ページ |[1]|[2]| |