準決勝
12月27日(木)/13:10キックオフ/東京都・国立スポーツ科学センター西が丘サッカー場/観客932人/試合時間80分
東京ヴェルディ1969ジュニアユース 2(0-1、2-0)1 FC東京U-15深川 |

FC東京深川が前半にCKからゴールを決めてリードしたが、後半は立ち上がりに東京Vが同点にすると、後は完全に東京Vのペース。パス、ドリブルと多彩な攻撃から、終始押し気味に試合を進め、64分にCKから逆転ゴールを奪って、決勝へ駒を進めた。 |
1試合目とはうってかわって、こちらは選手がチャキチャキと動き回って、スピーディーな展開。球際のプレーも激しい印象を受けたゲームになった。FC東京深川はグループリーグから多くのゴールを挙げて勝ち進んできていて、得点力のあるチームという先入観で見た。2トップの⑦上形洋介と⑨前岡信吾は、身長もあるが足元のテクニックも巧みで、グイグイとゴールに迫っていく感じだった。また、この試合まで8ゴールを挙げて、得点王争いをしている⑬武藤嘉紀は、左MFから前線に飛び出していく。
お互いシュートを打ち合いながらも、チャンスの質はFC東京深川のほうが高かった中、FC東京深川は17分に、⑫西松裕紀が蹴った左CKを④飯田裕亮が頭で合わせて、先制ゴールを挙げた。
後半の立ち上がりだった41分に、東京Vは同点に追いついた。右から⑭小林祐希が突破して挙げたクロスが左へ流れ、⑦高木善朗が今度は左から縦に突破してクロス。これを⑤南部健造がダイビングヘッド気味に押し込んだ。
そこからは、FC東京深川がほとんど攻め込めないほどの、東京Vペースになる。前半押さえられながらも、ピッチを幅広く使って執拗に攻め続けたのが、FC東京深川にボディーブローのように効いたのだろうか。⑦高木や⑭小林のドリブルが冴えたし、チーム全体としても、選手たちが意識的にギアチェンジして、プレースピードがさらに一段上がったようにも見えた。
チャンスは作りながらも、なかなか次の1点が入らなかったので、嫌な感じはあったかもしれない。しかし、64分に右からのCKを25菅佑也が頭で決めて決勝点。きっちり寄り切った。
左利きのテクニシャン⑭小林や、スピード系ドリブラーの⑦高木、前線で体を張る⑨相馬将夏や、冷静なキャプテンのアンカー⑧牧野修造など、個性的な選手が絶妙に組み合わさっているのが、東京Vのイメージだ。また、勝利への執念や気迫の部分など、最近の中学生チームにはあまり見られなかった『泥臭さ』みたいなものも感じられ、大人うけのするチームなのかもしれない。
決勝は12月29日、11時30分より、東京の国立競技場で。例年どおり天皇杯準決勝の前座で行われる。ガンバ対東京Vという、チームカラーがハッキリしている同士の対戦は、近年にない好カードだ。 |