準決勝
12月27日(木)/11:00キックオフ/東京都・国立スポーツ科学センター西が丘サッカー場/観客593人/試合時間80分
ガンバ大阪ジュニアユース 3(2-2、1-0)2 京都サンガF.C.U-15 |

前半は点の取り合い。ガンバが多彩な攻撃から2点を取れば、京都もミドルシュートを2発豪快に突き刺した。後半はお互いに疲労とも戦いながらの展開。その中、ガンバ⑦大森晃太郎がこの日2ゴール目となる決勝点を決め、接戦を制した。 |
開始2分に、ガンバは⑦大森晃太郎の左からのクロスをつないで、キャプテン⑨原口拓人が押し込み、いきなり先制点を挙げる。その後京都の攻撃にしっかりと対応する守備を見せ、京都がDFラインでずっとボールを回し続ける時間帯がしばらく続いた。この時間帯の影響からか、ゲームは終始スローテンポで進んだ感じだった。
夏のクラブユース優勝チームの京都は、このとき活躍した伊藤優汰と宮吉拓実の2名がユースチームへ昇格。この大会には登録されていない。だが、DFラインは当時と変わっておらず、ガンバに回させられている感じでも、実に落ち着いていたのは確かだ。そして、ビルドアップできないとなると、③植田龍が一発のロングフィードでチャンスを作ろうとする。これが味方の選手へよくつながった。右を向きながら左へひねって蹴る、ミランのピルロのような蹴り方をよくやっていたが、それで少しでも敵の先手を取ろうとしていたのだろう。
14分の同点ゴールは、そんな③植田のロングパスが、左MFの⑦駒井善成へ渡ったところから始まった。⑦駒井も敵を背負いながら、1タッチで中方向へ大きくコントロールしてうまくマークを振り切った。そしてそのままゴール前に斜めにドリブルしていって、ミドルシュートをゴール右下に決めた。京都は続く17分にも、右から⑧石黒拓也が中へカットインして左足のミドルシュートを決め、逆転に成功する。
ガンバは攻めながらもチャンスを作れないでいたが、24分に同点に追いついて後半を迎えたのが大きかった。⑭小谷光毅が縦パスを受けて前に突っ込んだこぼれを、⑨原口が左へつなぎ、フリーの⑦駒井が押し込んだ。
後半のゴールチャンスは、ほとんどがガンバのものだった。63分の決勝点は、左からつないだファインゴール。最後は⑨原口のパスを⑭小谷がスルー。後ろから入っていた⑦大森がマークをかわして決めた。
「連戦の疲れがあって、局面でプレーのキレがなかったが、危ない場面をよくしのいで、我慢してやってくれた」と、ガンバの鴨川幸司監督。昨年のこの大会優勝時のメンバーが6人いて、経験があるのは、決勝を戦ううえでの大きなアドバンテージだろう。1人1人の技術が高いのはもちろんだが、パスのつなぎ方や方向、カットインのドリブルの進入角度などなど、いかにも「ガンバっぽい」と感じさせるプレーが多々あるのが楽しい。そこで遠藤保仁や二川高広がプレーしているような錯覚があった。その「似てるなあ」という面白さ、つまり各選手センスに溢れれているということなのだが、決勝を見られる方は是非味わってほしいと思う。 |