第1試合
第15節
12月23日(日)/11:00キックオフ/福岡県・北九州市立総合体育館/観客1237人/試合時間40分
ペスカドーラ町田6(3-1、3-0)1湘南ベルマーレ |
| (町)金山2、森谷、ホンダ マルコス、横江、久光 (湘)荻窪 |

お互いに気持ちよく攻め合ったゲームになったが、⑥ホンダ マルコス、⑦金山友紀が戦列復帰した町田が、チャンスを確実に生かして着々とゴールを重ねた。湘南は前半の勢いのあるうちにゴールを重ねられず、後半失速する悪いパターンで敗戦した。 |
北 菊地さんが、仕切りに「かみ合わせ」がいいと言っていたこの試合ですが。
菊地 前半5分でそう思った(笑)。やはり、お互いにしっかりとつないだ中で、いい状態のときに練習してきている『型』を繰り出すというね。昔からそうやってきたチーム同士の戦いなわけじゃない? 相手のよさを消すことも考えているけど、それよりかはまだ自分たちのいいところを出していこうという段階のチームでさ。マイナス面もいろいろあるんだけど、これはこれで『日本フットサル界のクラシコ』として、楽しめるんだよね。
北 言ってみればオールドスタイルというか、ルーツは一緒で、湘南は町田の暖簾分けみたいなところがありますよね。ブラジル流のサインプレーの出し合いというか。逆にそれはお互いに手の内を知っている分、つぶし合いになる可能性もあるのかなと思ったんですけど。
菊地 そこは、ここぞというときに『型』のプレーが出ると、相手は分かっていても止められないということでもあるんだろうね。あとはさ、普及のためのセントラル開催にすごく向いているというかね。相撲のしょっきりみたいな試合だったよ。
北 そうですよね。
菊地 フットサルの面白さを知ってもらうために、型を出し合えばという話によくなるけど、この試合は、「ああこうやってボール回して、こうやってシュートへいくんだ」とか、「こうやって相手のプレスを回避するんだ」とか、「セットプレーはこんなことやっているんだ」とか、いろいろ参考になるプレーが多かった。
北 それはマイナス面でよくいわれるところの『ゆるさ』にもつながっているんでしょうけど。それが今の両チームの順位にも影響しているというか。でも、見ていて面白いんですよね。
菊地 今日の町田は、横江怜を中心にシュートがすごく多かった。これはしょっきりスタイルから、チームが脱却してステップアップする1つのポイントなんだと思う。相手の守備網の外からでもガンガン打っていくという。
北 それに町田はファーストセットのパス回しが速いですよね。パス&ゴーも速いから、それが見ていて面白いです。そのパス回しからシュートまでの形もたくさん持っているし。とにかく『速い』と感じる。ところが、これがセカンドセットになると、途端に遅くなってしまうんですよ。
菊地 そうだね。ちょっとあれだとリズムを作ることもままならないよなあ。みんな、止まってボールをもらっていることが多い。
北 「あっ、セカンドセットになった」って、相手がプレスを強めてくる感じもありますから。
菊地 まあ、そこが課題なのか、連戦の疲れでそうなってしまうのかは分からないけど。
一方で湘南のほうは、同じように攻め合っていた割には、ゴールが入らなかった。今は、個人的に荻窪孝が調子がいいみたいでよく点を取るけど、彼以外入る気がしないよね。こっちにも疲れが出ているのかな。
北 シュートは打っていると思うんですよね。より確実なところで打とうとしているのが、よくないのか。もっとみんなが、荻窪みたいに積極的にやればという気はしますけど。
菊地 やっぱり長く回すと、結構最終的に外に押し出されちゃって、可能性の低いところからシュートを打たされている部分があるのかもしれない。それを考えると、横江みたいに遠目からでも打っていくのは1つの戦術だよね。
北 町田のプレーをメモしていると、CKから横江のロングレンジのどっかんシュートばかりなんですよね。でも、結構それがいいチャンスになっているんですよね(笑)。湘南もシンプルに行くところもあっていいかもしれません。新しくて面白いなあというパターンプレーは、今日も一杯あったんですけどね。
第2試合
第15節
12月23日(日)/13:05キックオフ/福岡県・北九州市立総合体育館/観客1439人/試合時間40分
シュライカー大阪5(3-0、2-0)0ステラミーゴいわて花巻 |

開始早々にキックインから先制した大阪は、花巻相手にしっかりとした守備でリズムを作り、さらに2点を追加して前半で3-0とリード。後半も立ち上がりからパワープレーを仕掛けてきた花巻の攻撃によく耐え、パスカットとロングシュートで2点を追加し、快勝した。 |
北 大阪が5-0で勝った試合だったんですけど、大阪の選手は勝っても全然うれしくなかったという話なんですね。内容では満足していないみたいなんですけど。ただ、大阪は勝点のほとんどを花巻から取っているという。
菊地 これで大阪は勝点で花巻と並んだけど、得失点差で上回って、最下位を脱出した。
北 開始26秒で大阪がゴールして、いきなり花巻にはキツい展開。
菊地 注目のマルコ監督も、前半は座りっぱなしだったもんね(笑)。
北 花巻は点を取る形が見えないという話を、選手たちもしているみたい。彼らは堅守速攻のコンセプトできているんですけど……。
菊地 その堅守の部分が崩れちゃっている。だからベースがないんだ。
北 さらに攻めも遅くなっている。常に受身に回ってプレーしているので、いざ攻めになっても、ボールを持っている人以外は前に出て行けないように見えるんですよね。
菊地 その息が苦しいところで、何とか2歩でも3歩でも前に出て、目の前の敵を追い越していかないと、速攻はできないもんね。
北 花巻は後半の頭からパワープレーをやりだしたんですけど、GK山本一春がFPの奥池和行に代わるのと一緒に、今日は攻めの矢ノ目憲央と守りのビニシウスが交代ということをやっていました。ただ、交代で忙しそうだった(笑)。
菊地 それでセットプレーのときなどは、山谷紘大も出てくるから、交代するほうも、自分が今出ていいのか悪いのか、混乱していた感じで。
北 ちょっとこれもキャパシティーオーバーの話ではないですけど、もう少しシンプルな戦い方でやってもいいのかなと。
菊地 開幕当初の勝点を取っていた頃は、まさにシンプルな戦術が奏功していたんだよね。ただ、何順かして手の内がバレて苦しくなっている面もある。それでも、もう1度やれることからスタートというのは考えられることでしょう。何にしろ守れないと。なるべく失点をしないで、相手が嫌がるようにしないといけないよね。立ち上がりにポコポコ失点するようでは、監督のメンタルもやられちゃうし。
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