第1試合
第14節
12月22日(土)/11:00キックオフ/福岡県・北九州市立総合体育館/観客1042人/試合時間40分
バルドラール浦安 8(3-0、5-1)1 ペスカドーラ町田 |
| (浦)稲田2、藤井、稲葉、清水、岩本、小宮山、中島 (町)狩野 |

これまで数々の名勝負を繰り広げてきた両者の対決だったが、意外にも浦安の一方的なゲームとなった。⑦金山友紀が出場停止、⑥ホンダマルコスが体調不良で欠場した町田は持ち前の素早いパスワークが出せず、浦安のハイプレスの網に引っかかり、次々と失点した。 |
菊地 町田はGKのそばの低い位置からビルドアップをするんだけど、浦安はそれに対してどんどんプレスをかけていく。町田は連動して動かなければいけないところで、連動できず、止まった状態でパスを回すものだから、ことごとく狙われてしまっていた。
北 浦安のプレスに町田は完全にハマってしまった。ボールを持ったところにガッとプレスをかけて、そこで奪うか、もしくは、パスの出し先を限定させてインターセプトしてカウンターを仕掛ける、という。
菊地 ワンタッチ、ツータッチでポンポンと回すのが町田のリズムなんだろうけど。その割にはパスにしてもディティールが甘いというか、一本一本に正確さがなかった。カスカヴェウの頃は「手で投げているような」パスワークが彼らのウリだったんだけど。
北 僕なんかもそうですが、カスカヴェウのパスワークに魅せられてフットサル好きになった人はたくさんいるはず。そういう人にとってこの試合は寂しいものでした。
菊地 ディフェンスに関しても、敵に簡単に裏を取られるシーンが目立っている。特に若い選手たちにね。いっそのこと、1回マンツーマンをがっつりやってみたらどうなのかな。それで「マンツーマンでつききれないから、マークを受け渡す」という手順を、選手が体で理解したほうがいいと思う。今は、何でもかんでも簡単に受け渡してしまっていて、フリーの選手がすぐ生まれてしまっているから。この辺りもディティールの甘さを感じるところなんだよな。
第2試合
第14節
12月22日(土)/13:05キックオフ/福岡県・北九州市立総合体育館/観客1254人/試合時間40分
名古屋オーシャンズ 5(1-0、4-1)1 湘南ベルマーレ |
| (名)北原2、マルキーニョス、上澤、完山 (湘)大地 |

湘南が前半まではロースコアで持ちこたえたものの、地力の差を見せつけられ、最終的には名古屋に大敗した。名古屋は翌日に浦安との首位攻防戦が控えていることもあり、前半は抑え目。それでも、⑩ボラの個人技からゴールを生み出すなど、ここぞというところでの個人の力はさすがだった。 |
北 前半は名古屋の1点リードで折り返した。だけど、常にフルパワーで頑張って何とかゲームの均衡を保っている湘南に対して、リスクをそんなにかけない、70%ぐらいのプレーで何度か湘南に脅威を与える名古屋とでは、試合中に最終的にはこういう結果になるのが見えてしまったというか。
菊地 前半16分の先制点は、ボラが左サイドで初出場の湘南・飯田敏基をドリブルでかわしたところから生まれたんだけど、これってこの前のクラブワールドカップの浦和対ミランとソックリ。カカが左サイドでドリブルをかわしてセードルフのアシストをしたプレーに。やっぱり実力差があると、どこかで我慢しきれなくなって、ポコッと空いてしまう時間帯ができる。
北 確かにそうでしたね。ただ、名古屋としては、ボラの個人技が目立っていたのは良かったのかどうか。この試合でも彼は左サイドの自分の得意な位置でボールをもらいたがって、ほとんど動かなかった。そういう選手が1人でもいるとパスって回らなくなる。
菊地 ボラがタッチライン際で立っていて、他の3人がグルグル回っているのはちょっとおかしかったな(笑)。最後は個人の力で局面を制しているという面では、館山マリオ監督としては辛いところなのかもね。何とかチームの戦術として勝ちたいところなんだろうけど。
北 でも、ボラ、点差がついてからボールでチャキチャキと遊び始めたら、すぐベンチに引っ込められてしまって。すごい寂しそうだったな~、あのとき。
菊地 ベンチの裏で1人たたずんでいてね。「おかしいな~フェイントはうまくいったはずなのに~」って思ってたんじゃない(笑)? 何にせよボラは個人技が出るようになってきているから、そこに注目してみても面白いと思う。
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