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トップマッチレポート>Fリーグ 第13節(セントラル開催) 対談レポート[3]
Match Report マッチレポート
2007/12/13

Fリーグ

高橋学(フリーカメラマン)、北谷仁治(フリーライター)
田畑弦(フリーライター)、北健一郎(本誌) 構成
Fリーグの第12・13節が、長野県・ホワイトリングにてセントラル方式で行われました。
Fリーグの「地方巡業」の第1弾ともいえる今回、どんなゲームをして、どんな反応があったのか?
2日目の第13節も、バラエティー豊かなメンバーで振り返っていきます。

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STRIKER DX名物 対談レポート 第3試合

第13節
12月9日(日)/15:00キックオフ/長野県・ホワイトリング/観客2048人/試合時間40分
シュライカー大阪 4(1-2、3-2)4 バルドラール浦安

得点者
(大)鈴木、岩岡、神戸、オウンゴール (浦)稲葉、稲田、オウンゴール、藤井
ゲームのあらすじ
最下位の大阪と2位の浦安のゲームは劇的な展開に。大阪が先制するも、浦安が前半のうちに逆転。だが、大阪は追い上げを見せ、31、32、37分と3連続得点で4-2とリードする。だが、負けられない浦安は38分のゴールで1点差に迫ると、残り7秒で⑧藤井健太が劇的な同点弾を決めて辛くも引き分けに持ち込んだ。

2日間を通じてのベストマッチ

北  8試合を通しで見た人がどれぐらいいたかはわかりませんが、この試合が「ベストマッチ」だったという人は多いのでは。

田畑 初めて見た人にとってはわかりやすいゲームだったと思う。

北  大阪は最下位で、浦安は前日まで首位だったチームということで、正直浦安が大差で勝つことも十分にあり得た。だけど、そうならなかったのは、どういうところに要因があるんでしょう?

北谷 一つは岸本武志が抜けたことで、月並みな言い方ですけど、チームの結束が強まったというのがあった。これまでずっと「岸本のチーム」といわれてきて、彼がポンと抜けたことで、他の選手が「自分たちでもやれるところを見せたい」とまとまった。

田畑 そのタイミングで浦安はちょうどよくなかった、と。大阪にとってはラッキーだったのかもしれない。

北  大阪における岸本はアルゼンチン代表におけるリケルメのような、絶対的なゲームメーカー。岸本がいると、他の選手たちはどうしても最初に彼を見てしまう。で、彼が空いていればパスを出す。岸本は決定的なプレーができる選手ではあるけど、敵からすれば対策を立てやすいし、他の選手の個性が消える面もある。岸本がいないことによって、自分で仕掛けられるところは仕掛けていこうという、試合の中での判断が良くなったと思う。

北谷 マグ時代は勝つときも負けるときも、ドラマチックなゲームをしていた。それが見れたことは個人的にはうれしかった。ただ……厳しい言い方になりますけど、3-2になってからの戦い方はどうだったか。ボールをつながずに前に蹴り出してばっかりだったでしょう?

北  残り7分の段階で完全に守備固めに入っていた。

北谷 4点目のシーンも右のかなり奥深くでのキックインだったのに、他のFP3人は上がってこなかった。だから瀬戸彬仁は直接シュートするしかなくて、それを川原永光がキャッチミスしてオウンゴールが転がり込んできたという。

北  あのゴールはビックリしましたね~。キックインが直接決まってゴールにはならないので、川原としてはよければよかった。だけど、GKだったら反射神経で手が出ちゃうもの。それにしても、まさか川原が……という感じでしたね。

北谷 そういう超ラッキーゴールで2点差がついたので、これはもう大阪としては勝たなければならなくなった。「この試合を勝たなければどうやって勝つんだろう」と思いながら見ていたんですが……。

北  最後の最後で(藤井)健太にやられたと。残り7秒ですか。ホントに勝負強いなあ~。大阪のオウンゴールの元になった稲田のシュートも、起点になっていたのは健太のパスだし。

北谷 今日は試合の中ではそれほど良くはなかったんですけど、いいところで仕事をしますね。

北  もちろん大阪としては勝てなかったのは悔しいでしょうが、リーグ的にはこれで浦安が負けていたら、名古屋が独走態勢になっていたかもしれないわけで。健太のゴールはFリーグの興味を救ったゴールといえるかもしれない。

第4試合

第13節
12月9日(日)/17:10キックオフ/長野県・ホワイトリング/観客2114人/試合時間40分
湘南ベルマーレ 2 (1-2、1-0)2 デウソン神戸

得点者
(湘)大地、奥村 (神)山元、小川
ゲームのあらすじ
主力選手4人を欠く神戸が湘南から2点を先取する展開。だが、湘南は⑨大地悟のゴールで1点を返すと、36分にはパワープレーから⑰奥村敬人が決めてドローに持ち込んだ。

「戻りの早さ」が神戸の決め手

北  神戸というチームは底が知れないなと思いましたね。次から次へと新しいのが出てくる(笑)。

田畑 出てくるね~。タケノコのようにニョキニョキと(笑)。

高橋 10番の定野智人なんかはガンガン攻め上がっていて面白かったけどね。19番の小川亮はパスカットからシュートを決めちゃうし。

北  だって、ブルノと原田浩平がいないだけでも大ダメージなのに、さらには岸田健太郎、フランキと主力級が軒並み欠場。まさしく満身創痍のチーム状態だったわけですよ!

北谷 この状態で上位2チームと2引き分け。2試合とも選手たちは悔しがってましたけど、個人的にはすごく評価したい。

北  逆境に立たされているのが、選手たちの気持ちを盛り上げた面はあったのでは。逆境を強さに変える力があると思う。このチームでいちばん目立ってたのが田中智基。まあ、見た目からして目立ってるんですけど(笑)。

田畑 田中はプレスをかけられても、プレーの選択肢がたくさんあるから慌てない。ロンドリーナのときはうまいだけの選手だったんだけど。

北谷 彼はリンドバロッサで関西リーグに何試合か出ていて、そのときに見たことがあるんですが、ボールを持てるのもあって、ドリブルばっかりしていて、悪い取られ方をすることもあった。だけど、最近見ているとパスとドリブルの使い分けができるようになって、いい選手になってきているなと思います。

北  神戸って失点が少ないじゃないですか。これはどうしてだと思います?

北谷 個人的には戻りがすごく速いなと。悪い取られ方や、悪い仕掛けもあるんですけど、戻りが早いから“大ケガ”になっていない。あれだけ守備の意識が高くて戻りが速かったら、たくさん失敗できる、たくさん仕掛けられる。

北  なるほど! 神戸の強さの秘訣は戻りの速さにあるのかもしれませんね。それでは、今回はこの辺でお開きにさせて下さい。次回のセントラル開催でまた語りましょう。

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