第1試合
第13節
12月9日(日)/11:00キックオフ/長野県・ホワイトリング/観客1355人/試合時間40分
ペスカドーラ町田 4(2-0、2-2)2 バサジィ大分 |

1分、⑦金山友紀のゴールで町田が先制する。町田は大分の積極的なプレスに苦しめられたものの、15分に⑥ホンダ・マルコスが追加点。後半はお互いに2点ずつを取り合ったが、町田が前半のリードを守りきった。 |
北谷 大分は前日とは打って変わって積極的にプレーしていた。その変わりぶりを見てしまうと、1日目はやっぱり抑えてたんじゃないかなと思ってしまう。
北 うん、1日目よりも2日目のほうが良かったのは確か。ただ、ボールポゼッションに圧倒的な差があったのはあんまり変わらない。町田がずっとボールを回して、大分はそれをずっと守っている、そういう構図のゲームはリズムが単調になるので眠くなる。その証拠に1日目、2日目と大分絡みの試合はスタンドで寝ている人が驚くほど多いんですよ。
田畑 寝てた、寝てた。
北 しかも、疲れて寝ているというよりは、試合の展開が単調だから寝ているという感じだった。ちょっと印象的だったのは僕の後ろ側に座っていたファンが、1日目の大分戦での名古屋のパス回しを見て、「リピート映像を見ているみたい」だといっていたこと。そんな風に見えてるんだなあと。
高橋 フットサルをそんなに知らない人が多かったのもあるんじゃない?
北谷 フットサルを見続けている人だったら、パス回しでも楽しめるんでしょうけど。2日目も3試合目が行ったり来たりの展開になったら、観客も食いついてきたように、シュートのシーンとかドリブル突破を期待していたんでしょう。シュートでも枠に飛べば、GKの正面であってもドッと沸いていたし。
北 町田に関しては?
田畑 狩野新ってあんなにパスできる選手だったんだね。すごく判断が良くなっていると感じた。2日目もそんなに落ちなかったし、彼がいる、いないは大きいのかなと。特に目についたのが敵のゾーンの真ん中でボールをもらってから、パスを出すまでの判断の速さと的確さ。大体2タッチでボールを出すんだけど、行き当たりばったりじゃなくて、次のプレーを頭で思い描いている感じがした。
北 記者会見で甲斐修侍もファーストセットの判断力をほめていた。それから、町田は金山友紀も2日間を通して良かった。
北谷 2日間とも先制点を取った。チームを引っ張ってましたね。この試合も1点目は逆サイドに走り込んでいる選手がいたけど、自分で打って決めた。
北 稲田祐介が浦安へ移籍して、甲斐とは別のセットになって、今のセットでは自分がリーダーとして引っ張っていかなくていけない。それによってプレーが積極的になっている印象がある。
田畑 こんなにシュート打つ選手だったっけ? というぐらいシュートを打ってた。
北 これまでの得点パターンはファーでスライディングで合わせるというものがほとんどだった。自分で打っていくようになれば、ここからさらに怖い選手になりそう。
田畑 そうだね。
北 町田には“上位いじめ”でリーグを盛り上げてほしい。
田畑 12月22日に浦安、23日に湘南と当たる。この2日間で花巻と大分を取りこぼしなく叩いたので、いい雰囲気で次のセントラルを迎えられるでしょう。
第2試合
第13節
12月9日(日)/13:05キックオフ/長野県・ホワイトリング/観客1924人/試合時間40分
名古屋オーシャンズ 4(3-0、1-0)0 ステラミーゴいわて花巻 |

名古屋が花巻に第7節の“リベンジ”を果たした。1分に⑨森岡薫が強烈なシュートを叩き込むと、5分にセットプレーから②完山徹一、15分には⑨森岡パスから③北原亘と着々と加点。37分には⑤比嘉リカルドの4点目で締めくくった。 |
北 第7節で花巻が名古屋に勝った(3-2)ことで、サプライズとなったカード。名古屋としてはリベンジをしたいという気持ちがあったはず。
北 名古屋で目立っていたのは森岡薫。1点目のゴールと、3点目のアシストは彼のドリブルからだったんですけど、1対1での迫力は並外れている。完全にストップした状態から、いきなり動き出して、振りの速いシュートでズドン。これはなかなか止められないでしょう。
田畑 一昔前に日本がブラジルとやったときのブラジル代表の選手みたいだった。止まった状態からピュッと仕掛けてシュートを打つまでの動作がものすごく速くて。そういう感じだった。
高橋 カメラマン的には森岡は絵になる選手。どうしてかというと、仕掛けるまでの「間」があるから、カメラを構えて準備できる。敵をかわしてシュートを打つまでの一連の動きを連続写真で狙えるからありがたい(笑)。
北 なるほど。
高橋 花巻では千葉裕也のプレーが良かった。何度もスペースに出てきてシュートを狙っていた。
北 そういえば北谷さん、「千葉が藤井健太(浦安)に見える」ってしきりにいってましたよね。
田畑 どこらへんが?
北谷 髪型とか似てません? 動き回るところとか、チームを鼓舞するところとかも。
北 わかります(笑)。花巻は千葉が完全にチームの柱になってましたね。
北谷 僕は金山と千葉が同じセットでプレーする代表を見たいですね。前から2人でチェイシングするところを。千葉も前からすごくプレスをかけられるじゃないですか。スピードもあるし。
北 後半は花巻も頑張っていたと思う。シュート数は花巻21本、名古屋10本と倍打ってる。
高橋 ミッシェルがバンバンシュートを打っていた。
北 ミッシェルのシュート数は前後半で10本。でも、決まらないんだよなあ~。ドカーンとふかして観客席まで飛んでいくから、僕は「ホームラン王」と呼んでいるんだけど。
田畑 ミッシェルって取り扱い方の難しさがあると思う。彼はプレーエリアがすごく限られている。ペナルティーエリアの手前辺りで敵を背負ってボールを受けると強い。でもカウンターでドリブルで持ち込んでも、スピードがないから止められてしまう。だから、彼を生かすために大事になるのは、そこまでボールを運べるかどうか、ミッシェルにパスを出せる選手がいるかいないか。
北 今はトータルの仕事を求められすぎていると。
田畑 彼の取り扱い方をチームが知っていないと、「高い買い物」になっちゃうんじゃないかな。
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