5月4日(金)/有明コロシアム
優勝:XANADU loves NHC
準優勝:FANTASISTA |
2007年、GWに開催されたスフィアリーグ開幕戦。毎回欠かさず足を運んでいるベテランの岡田さんと、今回初めて観戦に訪れたスフィア初心者の清水による対談レポートをお送りします。
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岡田 全体的に見てフットサルのレベルはどうだった?
清水 僕は想像以上に高いと思いましたよ。
岡田 フットサルになってるでしょ?
清水 そうですね。特に準優勝のFANTASISTAはフットサルらしいと感じましたね。細かくつなぐスタイルが見えました。
岡田 FANTASISTAは若い子が多いんですよね。今は高校生が多いのかな。始めたころは中学に入ったばっかりとか。
清水 久しぶりに見たらデカくなってるよ~なんていってましたね。
岡田 特に6番の子(青谷優衣)は成長しましたよ。ピヴォの子。あの子は未経験から始めたんだけど、いい動きするでしょ?
清水 そうですね。細かい動きもしっかりできて、パスもさばいてました。未経験から始めたなんて信じられない。スフィアリーグを見ているうちに選手が大きくなっていくなんて、面白いですね。
岡田 でも決勝では9番(かりん)に頼りだしてからおかしくなった。それまでは、ボールの動かし方とかすごく良かったわけじゃない?
清水 前半に1点取られはしたけど、いいゲームやってるな~って思ってたんですよ。でも後半になると「早く1点を返さなきゃ」っていう焦りが出た。選手が前へ行きすぎてしまって、後ろとの距離が開いてしまったんですよね。そのせいで、前半は回っていたパスが回らなくなってしまった。
岡田 で、9番(かりん)に預けるしかない。
清水 それで実際にチャンスを作ったから、彼女も大したもんですけど。
岡田 あの子は体が違うからね~。
清水 僕らのフットサルに、Jリーガーが交じっているようなもんですね(笑)。でもそうやってフィジカル的に「化け物的な」子が、スフィアリーグを引っ張っちゃうのはどうかな~って思いますけどね。
岡田 フットサルって意味ではつまんないもんね。
清水 芸能人の女の子がフットサルをやっていて、ズドン! と強烈なシュートを決める。それで人気が出るのかといったら……逆かな? って気もしないでもないですよね。
岡田 リーグ全体を見ても、ズドン! という選手が何人か入ってるじゃない。あれは見てて引くよね。
清水 ありますね。むしろ、それができなくて悔しがっている子のほうが男心をくすぐって、「カワイイ!」とか思ったり(笑)。
岡田 決勝で負けたFANTASISTAの丸山の試合後のあいさつとか可愛かったよね。勝負に勝ったのはXANADUだけど、どちらがファンの印象に残ったかといったら……。
清水 むしろ逆の負けたほうじゃないかって話ですよね。今回でいえば、勝って事務所の威信を守ったXANADU、負けたけどチームスタイルにはファンがつきそうなFANTASISTA。終わってみれば、みんなが万々歳だったんだ(笑)。
清水 さて、FANTASISTAと予選リーグ最終戦で壮絶な試合を演じた南葛シューターズですが。
岡田 ここは高橋陽一先生が監督をやってるんですよね。
清水 え!? だから南葛なんですか。てっきり勝手に名前を使っているのかと思いました。
岡田 なんだかフットサルにハマってるとかで、練習にもいつも出てるみたいですよ。公開練習を見に行ったら、あの高橋陽一がニコニコしながらボール拾いをしていて、なんてぜいたくな(笑)。
清水 最近のキャプテン翼、日本代表にフットサルコンビなんてのが出てきてましたけど、そういう本人の情熱があったわけですね。
岡田 フットサルナビの表紙もやってるでしょ? フットサルへのつながりもあるから。
清水 なるほど。その高橋陽一率いる南葛シューターズのゲーム内容なんですが、ボールを持つ余裕があるのにアッサリとラインの外にクリアしてしまうようなプレーが少し目につきました。このチームだけに限ったことではないんですけど。
岡田 それはね、どのチームも極力リスクを避けようとするからですよ。昨年なんかトーナメント戦だったし、負けると放送がなくなっちゃうし。
清水 えぇー! それはリスクを避けたくもなりますね。
岡田 それに比べれば今回はだいぶ良くなってる。でも、もっと楽しませることにも挑戦してほしいよね。
清水 試合を面白くするために、GKが相手のコートに直接ボールを投げ入れることは禁止になっているじゃないですか。必ず自陣でワンバウンドさせるルールになっている。だけど、ボールを足元でワンバウンドさせて相手コートに蹴り込むということをほぼすべてのチームのGKがやっていた。結局どんなにルールで縛っても、本人たちの意識が「楽しませよう!」って思ってなきゃムリなんだなあって感じましたね。
岡田 そういう意味ではミスマガジンなんかは、監督の福永さんがキチッとパスをつないでいくことを教えている。でも、結果的には後ろで回してるところのミスから2失点してしまった。
清水 悔しいですね、そういうのは。
岡田 ミスマガにはいわゆるフットサル要員はいないんですよ。経験者は何人かいるけど、みんなグラビアアイドルだから。で、人気はあるけれど、勝負になるといまいち弱い。
清水 みんな足裏で引くなんてことは普通にやっていて、見てて楽しかったですよ。でも、そういうのがドカンシュートで破られてしまうのは口惜しいかなって思います。他のチームを見ると、すぐにこの選手あの選手ってピックアップしちゃうんですけど、ミスマガジンは平均的に良かったですね。たしかに18番(溝口麻衣)とか目立った選手もいましたけど、バラつきが少なくて連係が良かった。
岡田 4人のコンビネーションでどうやって崩していくかっていうのを練習でもずっとやってるからね。
清水 ハーフタイムになるとベンチの選手がスタメン選手をうちわであおいだり、そういうの見てて微笑ましかったですよ。組織としてまとまってるんだなって。
岡田 真剣なんだけど、楽しむことを大切にしてるから。ミスマガの練習はものすごく楽しいですよ。
清水 僕らが「終わったらビール飲みに行こうぜー」みたいなノリでフットサルやってるような感じに近いんですかね(笑)。
岡田 そうそう。参加チームの中では一番エンジョイ系のノリに近いと思う。最近は全然勝ってなかったんだけど、今日は内容的にもがんばったし、帰りにサポーターの人たちと話しても、今日は満足って感じだったし。
清水 サポーターが満足してくれれば、他には何にもいらないですよね。ミスマガは試合には負けちゃったけど、果たして勝敗がすべてなのかって考えたら違うかもしれない。サポーターの満足こそが"結果"なんじゃないかと。
岡田 最終的にはそうだよね。すべてのチームが優勝できるわけじゃない。どのチームも前提条件は違うし、限られた戦力、限られた練習時間、そういった状況の中でどれだけベストを尽くすかだから。そういう意味では今回のミスマガは良かったよね。来週からまた練習を始めるっていうし。
清水 早いですね~。
岡田 普段は大会が終わったら少し休むんだけどね。
清水 練習することが全然苦じゃないんですね。
岡田 ミスマガは無理をしないで来れる人だけが練習に来るって感じだから。3人しかいないときもあるし、「TVの取材が入ってる」なんていうと8人とか来たりする。現金だなって(笑)。
清水 でもまぁ、芸能人なんだし。本業で来れないのなら結構なことですよね。
清水 カレッツァってどういうチームなんですか?
岡田 一番初期に、ガッタスのライバルとして誕生したチームなんだよね。練習も一生懸命やってるし、個々の選手も全体的にレベルが高い。
清水 フットサル日本代表の高橋健介がコーチやってますからねぇ。弱いはずがない。監督は誰なんですか?
岡田 サンズの野田社長ですよ。フットサルはよくわかっていないらしいけど。
清水 そりゃそうですよね。dreamなんて長州小力が監督だし、大会が終わってから現れましたよ。オイオイどんな監督だって(笑)。カレッツァのメンバー的にはどうですか?
岡田 誰か一人だけが突出しているというわけではなく……小島くるみが持ちすぎる以外は(笑)。
清水 まぁあれはあのくらいのほうが……イノシシキャラがひとりぐらいいても(笑)。
岡田 昔はそれで1人2人抜けたんだけど、今は相手も簡単に飛び込んでこない。パスをつないでいったほうが全体としてもチームが機能すると思うんだけどね。
清水 小島くるみは、すごくサッカー的なコントロールをしていますよね。他の子は足裏を使ったりしてすごくフットサル的なんだけど、彼女はむしろインサイドとかサッカーのセオリーを好んでいる感じがする。
岡田 もともとアメリカでサッカーやってた子だからね。
清水 へ~、そうなんですか。気持ちいいぐらいハッスルしてるし、運動会でカレッツァが負けたときなんて、先頭に立って控えの子たちに土下座してました(笑)。ああいう明るい子がチームを引っ張ってくれると面白いですよね。
岡田 カレッツァは成績的にはちょっと落ちてきてるんだけど、キャラ的には逆に立ってきてるんだよね。
清水 そういう個性を見るのが、新しいスフィアリーグの楽しみ方になるのかもしれませんね。 |