中山英樹GKコーチ レッスン [第22回]
世界のGKをマネしてみよう! ロリス②

2016年11月14日

取材・文・写真 松尾祐希(フリーライター)
モデル 山澤侑希、平林真教(福岡GKスクールコーチ)
取材協力 アディダスフットサルパーク福岡 筑紫野ベレッサ

ストライカーDX11.12月号で紹介した「世界のGKをマネしてみよう!」(82~85ページ)との連動レッスン連載です。今回は「ロリス」についての2回目です。

しっかりと足を踏みこんで
遠くに飛ぶための練習をする

―――ロリスを目指す練習に関してのポイントは何でしょうか?

中山 ロリスのところで取りあげた練習に関しては、遠くに飛ぶための練習です。少し飛ぶタイミングが遅くなるのですが、遠くに飛べるようになります。

―――体のサイズがあまりない選手でも、この技術を使えば遠くに飛べるようになりますよね?

中山 そうですね。ボールが遠いとか、遠くに飛ばなければならない場合が多いFKのときは使えますね。しっかりと踏みこんで飛ぶことで、遠いボールに届くようになります。

―――そのときは体重をしっかりと乗せて踏みこんで、遠くに飛ぶということですね?

中山 そうですね。足をしっかりと踏みこむことを意識してほしいと思います。今回はロリスのようにシュートストップの守備範囲を広げられるように、遠くに飛ぶためのトレーニングです。カカトからしっかりと踏みこんで、ツマ先から足を離していくイメージを持つとうまくいきやすいと思います。

―――この練習で気をつけないといけない点は何でしょうか?

中山 踏みこむときに、足の裏全体でペタっと着いてしまうことは避けましょう。

―――足裏全体で着いてしまうと、なぜダメなのでしょうか?

中山 最もパワーが出せる状態にならないからです。サイドステップからダイビングに移行するときに、しっかりとカカトから踏みこんでツマ先から足を離すことを意識してほしいと思います。

―――ほかに気をつけなければいけない点はありますか?

中山 ヒザが着いていないほうの足が、伸びきらないようにすることも気をつけてほしいですね。足が棒立ちになっていると、次への動作がスムーズに行えません。身体的な特徴でも述べたように、ロリスはヒザの曲げ伸ばしが非常にスムーズなGKです。ここを鍛える意味あいもあるので、しっかりと意識して行いましょう。

―――今回取りあげたロリスと、クルトワの技術が両方できると、さらにレベルアップできそうですね?

中山 そうですね。今回取りあげたのは、遠くに飛べるロリスの技術と素早く飛べるクルトワの技術ですが、どちらかだけができればいいわけではありません。両方やってほしいと思います。スキルを身につけ、それを選択できるGKになるべきです。

片ヒザ立ちからキャッチ。踏み込む足は、カカトからしっかりと踏み込んで、ツマ先から足を離していくイメージを持つ
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Tochigi Green Cup 2015 Spring 中山英樹
なかやま・ひでき

1981年12月4日生まれ。金武中→東福岡高→中京大中退。東福岡高校時代は全国高校サッカー選手権に出場。2年時には優勝を経験し、3年時はベスト16進出を果たす。中京大を中退後から本格的に指導者の道を歩み、2000年6月に福岡GKスクールを設立。現在ではスクール事業としては福岡県下最大の規模を誇る。過去には、JFAU-18、U-15GK合同キャンプ西日本の日本代表コーチや、J1サガン鳥栖の育成コーチを務めた経験も持つ。現在も母校・東福岡高のGKコーチを務めている
福岡ゴールキーパースクール HOSOCCER JAPAN
(C)Gakken Plus Co.,Ltd.
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