中山英樹GKコーチ レッスン [第7回]
ダイビング① ワンステップダイビング

2016年02月17日

取材・文・写真 松尾祐希(フリーライター)
取材協力 古藤純太(福岡GKスクールコーチ)
取材協力 アディダスフットサルパーク福岡 筑紫野ベレッサ

今回から3回分は、ストライカーDX3.4月号との連動です。連載第7回の今回は横っ飛びをしてシュートを防ぐダイビングの中の「ワンステップダイビング」の詳しい解説を行います。一歩足を踏みこんで、斜め前に飛びこんでシュートを抑えるテクニックです。

どんなダイビングでも
体の下側から着地するのが大前提

―――いろんな種類があるダイビングですが、大前提となる基本があるそうですね?

中山 ダイビングは、ゴールを守る上での最終手段ですが、どんな種類のダイビングも体の下側から着地をするのが基本です。そうでないと、間接部分をぶつけたりして、最終的にプロ選手のように足を離して飛びつくようなダイビングができなくなってしまいます。
ですからローリングダウン(ストライカーDX2015年11.12月号掲載)で着地を復習した上で、ダイビングのトレーニングに入ってほしいと思います。ローリングダウンでうまく倒れることができて、なおかつスムーズな着地ができるようになったら、ここからがダイビングのスタートです。この技術は向かってくるボールの角度によって、自分のプレーする方向が変わるのですが、基本は斜め前に飛ぶことを意識しましょう。

―――今回は、その中で利用頻度が最も高いワンステップダイビングの紹介ですね。

中山 難易度は高くないのですが、ライナーや高いボールで使うこともあります。この場合は一気に難易度が上がり、高さが出ると難しくなる技術といえます。今回は最も難易度の低いグラウンダーボールへの対応をマスターし、その他のダイビングに応用するべく、体へと染みこませましょう。

―――具体的にはどんな技術になりますか?

中山 ワンスッテプダイビングというのは、一歩足を踏みこんで斜め前にダイビングをする技術です。言葉のとおり、飛びたい方向の足を一歩前に踏みこみ、斜め前でボールをつかむ。基本的にはグラウンダーボールに対して主に使う場面となります。高いボールで使うことも多いのですが、シュートコースが厳しくない場合や、ボールとの距離感が近いときに最も有効な技術です。自分がステップを踏んでも間に合わないときにこそ、生きる技術といえるでしょう。

―――ポイントはどんなところでしょう?

中山 この技術のポイントは、シュートコースに対して最短距離でボールを取れるように、斜め前へと足を踏みこむことです。足をしっかりと踏みこまないのは、ありがちなミスとして多く見受けられます。ワンステップで遠くに飛ぶためには、最初の一歩を正しく踏みこまなければいけません。また踏みこんでも、横に飛んでしまうと自分のパワーを最大限に発揮することができません。また、踏みこむ方向が正しくないと、ボールの正面に体を運べません。最初の一歩をしっかりと踏みこんで正しい方向に体を運ぶことを意識し、本誌に記載されているトレーニングを行いましょう。

飛ぶ方向に一歩足を踏みこんでから、斜め前にダイビングしてシュートを防ぐ
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ボールのコースに対して正面に体を運べるように一歩目の足を踏みこむ。踏みこむ方向が正しくないとうまくダイビングできずに、自分のパワーを最大限に発揮できない
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Tochigi Green Cup 2015 Spring 中山英樹
なかやま・ひでき

1981年12月4日生まれ。金武中→東福岡高→中京大中退。東福岡高校時代は全国高校サッカー選手権に出場。2年時には優勝を経験し、3年時はベスト16進出を果たす。中京大を中退後から本格的に指導者の道を歩み、2000年6月に福岡GKスクールを設立。現在ではスクール事業としては福岡県下最大の規模を誇る。過去には、JFAU-18、U-15GK合同キャンプ西日本の日本代表コーチや、J1サガン鳥栖の育成コーチを務めた経験も持つ。現在も母校・東福岡高のGKコーチを務めている
福岡ゴールキーパースクール HOSOCCER JAPAN
(C)Gakken Plus Co.,Ltd.
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