第7回 高橋健二監督(矢板中央高校) [ページ2/3] |
『プリンスリーグに向けてアドバイスをいただきたい』(高橋)
ストライカーDX
古沼先生は、明日からの練習でこの時期に合わせた指導を考えているんでしょうか。
古沼
そういうのは特にはない。
私がいつも大事にしているのは、とにかく基本。
去年の今の時期は、流通経済大柏を毎日のように見ていたけど、やっぱり徹底的に基本を叩き込んでいた。
それは、今の時期でも選手権の前でも変わらない。どんなに進化しても、いちばん大事なのは基本だよ。
それは日本代表も同じで、違うのは精度だけ。
オシムが監督をしていたときも、基本を重視した練習ばかりだった。要求しているものに違いはあったけれど。
でも、この新チームに関しては、かなり伸びしろがありそうだね。
高橋
去年のチームも2年生が多かったので、チームの核という点ではかなり期待ができると思います。
問題は選手層ですね。(主力の続く)次の選手を伸ばさないといけない。新入生を含めて。それが今の課題です。
ストライカーDX
今日は富山君と大塚君は?
富山はベガルタの指定選手なので、今は宮崎で合宿しています。
この後も高校選抜でスイスに遠征するので、ほとんどチームにいないんです。
でも去年から指定選手だったし、U-17日本代表にも選ばれていたので、今年に限ったことではありません。
大塚はケガで、休んでいます。
レギュラーのうち5、6人がケガでいません。
今日も初めの2本で中央大学に4-6でやられたんですが、ケガ人がいれば、もっとやれてたと思うんです。
古沼
中央大にもケガ人はいただろうし、チームが変わってまだ間がないんだろうから、事情はどちらも同じようなものだよ。
ストライカーDX
今日のゲームを見て、明日からどんな指導をするか決まりましたか。
古沼
大学生が相手だったこともあって、チームの弱いところがよくわかった。高校生相手だったらわからないようなことも。
そういうところを強調していきたい。
といっても、2日や3日で修正できるようなことではないので、私が帰ってからどれだけ意識できるかが問題。
高橋
私では見えない部分を指摘してもらえるので、本当に助かります。
ストライカーDX
例えば選手権の前にも、修正点を指摘されたのですか。
高橋
たくさんありました。
ストライカーDX
差し支えなければいくつか教えてもらえますか。
古沼
差し支えあるよ(笑)。
ストライカーDX
例えば、選手権の前に見てもらうのと、今回のようにチーム作りの初期の段階で見てもらうのとでは、違いがありますか。
高橋
選手権の前は、短い時間の中で、的確なアドバイスをたくさんいただきました。
今回の場合は、次の公式戦が4月のプリンスリーグでそれまで時間があるので、より基本的な部分や戦術的な部分を教えていただいて、先生が帰られてからじっくり取り組んでいきたいと考えています。
心配なのは、これまでプリンスリーグに2度出場したんですが、その年はいずれも選手権出場を逃しているんです。
ストライカーDX
プリンスリーグと選手権に何か因果関係があるのでしょうか。
高橋
あると思います。
プリンスリーグに出場して強豪と対戦して負けることで、選手が自信を失ってしまい、それを選手権予選にまで引きずってしまうんでしょうね。
ストライカーDX
例えばクラブチームと対戦することで、刺激を受けるということはありませんか。
高橋
私自身は、クラブと高校のサッカーには多少違いがあると思うんです。
特にこれまでは、その違いが何かわからないまま試合をして、クラブのサッカーにやられていました。
今年はその反省を生かして、相手を研究してから試合に臨もうと考えています。
この前も、千葉の代表決定戦を見てきました。
ジェフとレイソルのゲームでしたが、やっぱり能力が高いですね。
もちろん、クラブのサッカーについても詳しい古沼先生にアドバイスをいただきたいと思っています。
古沼
新チームに変わってからのチームはまだどこも見ていないので、矢板中央がどのくらいできるか、まだ予想もできないけど、プリンスリーグでは苦労するだろうね。
でも、2年生にいい選手が多いから、何試合かやっているうちに慣れてくるかもしれない。
特に富山君は、高校サッカー界を代表するスター候補だから。
これからどこまで伸びるかは、本人次第だろうけど。
ベカルタのキャンプで九州に行っているということだけど、高校よりも恵まれた環境で練習しているのは間違いない。
そういうところで練習して、“勘違い”しなければいいんだけど。
高橋
彼に関しては大丈夫だと思います。すごく謙虚で真面目ですから。
中学の頃はJクラブに声を掛けてもらえるような選手じゃなかったんです。県選抜のレベルでした。
ウチに来てから伸びました。
トントン拍子で(U-18)代表まで上がって、これからどこまで伸びるのか、楽しみにしています。
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