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古沼貞雄 情熱 著: 元川悦子
古沼貞雄 情熱
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高校選手権へのリーグ戦導入に向けて アンケート集計結果発表

第5回 特別寄稿 [ページ2/3]

本大会にシード制を

私が考えているのは、高校選手権が選手たちにとって夢の持てる大会になってほしいということです。

夢を持てるようになるにはどうすればいいか考えたとき、最も期待されるのがリーグ戦の導入ですが、それだけではありません。

全国大会に出場するためのハードルが、都道府県によって違いがありすぎるので、是正してあげたいという考えもその1つです。

200校以上のライバルを倒さなければ勝ち上がれない県がある一方で、30校程度しかない県もある。スポーツの真髄が公平性にあるならば、「決まりだから仕方がない」と納得できない大きな差です。

特に、強豪といわれる突出したチームが県内にあれば、いくら「夢を持て」といわれてもその夢はあまりにもはかないものではないでしょうか。

例えば長崎県。今年、国見高校の牙城が22年ぶりに破られましたが、この間、国見高校以外の選手たちは、ほとんど全国の夢を見ることができなかったはずです。

そして千葉県。予想していたとおり、総体を制した市立船橋と高円宮杯全日本ユース(U-18)で優勝した流通経済大柏の決勝になりました。日本一に輝いたチームが2つもあるのですから、それ以外の高校には夢を見ることさえ許されなかったのではないでしょうか。

そこで私が提案したいのは、総体優勝校や全日本ユースの成績上位校(ベスト4等)は高校選手権の出場権を与えてあげるということ。同時に、すでに実施されている東京以外の参加校の多い道府県には、2つの出場権を与えるというものです。

より多くのチーム、選手により公平にチャンスを与えるために、ぜひ実現したいと考えています。

今年の高校選手権では、U-18アジアユースの1次予選の代表候補がいる高校は、予選で準決勝や準々決勝までシードされるという配慮がありました。そうした配慮ができるのであれば、本大会のシステムを変更することも可能なはずです。

何十年にもわたって同じスタイルで実施されてきた伝統ある大会ですが(日程等一部変更はありましたが)、時代の変化に応じてそろそろ見直す時期にきているのは確かです。

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