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古沼貞雄 情熱 著: 元川悦子
古沼貞雄 情熱
著: 元川悦子
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不定期連載 古沼貞雄 生涯夢求

高校選手権へのリーグ戦導入に向けて アンケート集計結果発表

第5回 特別寄稿 [ページ1/3]

ストライカーDX1・2月号では、間もなく開幕する高校選手権にスポットを当て、兼ねてから提言しているリーグ戦導入以外に、私が提案したいことをまとめてみた。

本誌では割愛した内容を含め、改めて紹介する。

オシム監督の快復を祈って

日本代表オシム監督が入院したニュースには本当に驚きました。以前からスタジアムやテレビで一緒に試合を観戦し、元気な姿を見ていただけに、信じられない思いです。1日も早く快復して、またサッカー談義に花を咲かせる日がくることをお祈りしています。

最近では11月7日に会いました。U-22日本代表が順天堂大と練習試合をするというので秋津サッカー場(千葉)に駆け付けてみると、オシムさんも来ていました。スタンドで並んで観戦したのですが、なかなか得点を挙げられないU-22日本代表に対して、「練習試合なんだから、心配することはない」と悠然としていたのを覚えています。

実はこの連載で高校選手権へのリーグ戦導入を訴えるようになったのも、発端になったのはオシムさんの一言でした。

昨年の大晦日のことです。

オシムさんの周辺の関係者が集ってちょっとした忘年会を行ったのですが、その日は高校選手権の1回戦が行われた日。関係者は「まさか高校生の試合を見たいとはいわないだろう」と考えていたのですが、オシムさんはぜひ行きたいと言い出し、周囲の者を慌てさせたそうです。

そこで急きょ、1回戦屈指の好カードである八千代-国見のゲームを観戦することになりました。私は別の会場に行っていたのですが、宴会の席で私と顔を合わせるやいなや、こう聞いてきたのです。

「コヌマは高校サッカーを何年やってきたんだ?」

私が「39年」と答えると、“そりゃあないよ”といわんばかりに、両手を広げる独特のポーズをしてみせ、こう続けました。

「私は今日、千葉の会場で地元の高校と国見の試合を見てきた。試合は素晴らしかったが、敗れた国見はたった1試合で九州に帰るというではないか。この大会に向けて長い時間をかけて準備をしてきたというのに、たったの1試合、しかもPK戦で負けて帰るなんて、そんな理不尽な話はない。ワールドカップでも最低3試合は試合ができるというのに。39年も監督として関わっていながら、どうしてこんなことを許してきたのだ?」

私自身、長年高校サッカーの現場にいて疑問に感じていたことをズバッと指摘され、「本当にそのとおりだな」と改めて感じました。

奇しくも日本サッカー協会では昨今「DREAM」を標榜しています。サッカーファミリーなるものを1000万人にする、ワールドカップで優勝するといった夢を掲げ、実現に向けて努力していこうというものですが、高校選手権も夢のある大会になってほしいものです。

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