第4回 全日本ユース“3連覇”達成記念 特別インタビュー [ページ1/2] |
高円宮杯第18回全日本ユース(U-18)で、流通経済大付柏高校(千葉)が初優勝を飾った。
流通経済大付柏高は、古沼氏が臨時コーチを務めているチーム。その内容は、“臨時”というにはあまりにも濃いものであることは、当連載の第2回でお伝えしたとおり。
古沼氏にとって、今回の優勝は、はやり臨時コーチを務めた昨年の滝川第ニ高校(兵庫)に続くもの。さらにいえば、2年前に初優勝した東京ヴェルディもまた、古沼氏がアドバイザーとして関わるようになってからの栄冠だった。
古沼氏にとっては、全日本ユースを“3連覇”したことになるわけだ。
そこで当連載では、急きょ“3連覇”達成記念インタビューを行うことにした。 |
『勝つための方法論のようなものが、つかめた気がする』
ストライカーDX
“3連覇”おめでとうございます。
古沼
いやいや、たまたまだよ。
少しお手伝いをさせてもらっただけで、私が優勝させたなんて考えてもいない。
ストライカーDX
先生が関わったチームが3年連続して日本一になったのは確かです。いずれのチームも、帝京で培った経験が生きたということでしょうか。
古沼
私はそんな大げさなことはしていないんだよ。
流経の優勝が決まったときも、埼玉スタジアムで、何人もの関係者から「おめでとうございます」といわれたけれど……。
ストライカーDX
決勝戦はテレビで観戦しましたが、素晴らしい内容でした。
古沼
そうだね。私が予想した以上に素晴らしい試合だった。
相手の広島の試合は、決勝トーナメントに入ってからの3試合すべてを見ていたんだけど、「こうすれば何とかなるな」という感触は得ていた。
実力的には広島のほうが上だったと思うけど、うまくはまったよね。
技術や戦術では勝てなくても、試合に勝つための方法論のようなものが、私自身、つかめてきたような気がする。
ストライカーDX
本田(裕一郎)先生との関係について、改めて聞かせてください。
古沼
前にもこの連載で話したけれど、本田さんが市原緑にいた頃に、千葉に熱心な若い指導者がいると伝え聞いたのが初めだった。市原緑でも練習試合を1、2度組ませてもらったけれど、習志野に移ってからは、しょっちゅう相手をしてもらった。
習志野は、距離的にもさほど遠くないし、絶好の対戦相手だったね。帝京が全国大会でよく対戦したのは市船(市立船橋)だったけれど、その市船とはちょっとやりにくいから、という部分もあった。その年の習志野と市船の対戦結果を踏まえて、市船とウチの力関係を知ることもできたしね。
ストライカーDX
その当時は、春の時点ではよくやられたということでしたが。
古沼
そう。習志野は選手権予選で市船に負けることが多かったから、だいたい11月には新チームをスタートさせているんだ。
対して我々は、選手権が終わってからも国体に向けての選考があったりして、新しいチームで試合できるのは2月末くらいになってから。他県では1、2月に新人戦があるけど、東京にはないからね。
で、そのころに毎年試合を組んでいたんだけど、まずやられる。ウチがスタートして間もないということもあったけど、習志野はいつもいいチームだった。
でも4月か5月にまたやると、差が縮まっている。
6月の関東大会で当たったりすると、勝ったり負けたり。
習志野が総体で優勝した年(1995年)にも関東大会で対戦したんだけど、あのときは1-1からPK戦で負けた。でも習志野は、秋の選手権予選は負けて選手権には出られなかったんだ。
市原緑もそうだったけど、本田さんのチームは春がいちばんよくて、夏以降は成長の度合いが小さいというイメージがいつもあった。
いい選手がいるのにどうしてだろうとずっと思っていたんだけど、実際に練習を見るようになって、なんとなくその理由がわかってきた。
だから今年も、その辺のポイントを重点的にコーチしたんだ。
詳しくは話せないけど(笑)。
ストライカーDX
ではその話はまた別の機会にお願いします。
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