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トップコラム>本誌記者・北健一郎のオーストリア de 珍道中 2007年9月9日

Column コラム

本誌記者・北健一郎のオーストリア de 珍道中


北健一郎(本誌) 取材・文
日本代表のオーストリア遠征の取材に行ってきた北が、取材先での出来事を振り返っていきます。行く先々でトラブルを巻き起こす「ミスター珍道中」として名高い北。果たして今回はどんな旅になったのか!?

9月9日 イタリア・ミラノ→オーストリア・クラーゲンフルト

 次の日は朝9時に集合して、レンタカーでクラーゲンフルトに戻ることになっていた。

 だが、僕らの場合はまず無事にホテルをチェックアウトしなければならない。もしも3人で泊まっていることがバレたら、怒られる上に3倍の宿泊料を請求されるかもしれないからだ。そこで僕たち3人は作戦を立てた。それは僕がチェックアウトをしている間に、部屋のある4階から1人は階段で、1人はエレベーターで降りてスーッと出ていくというもの。

 最初に僕が降りていき、チェックアウトの手続きをする。僕しかいなかったので、ものの1~2分で終わってしまった。だが、2人が出ていった気配はない。まずい! ずっとフロントにいるのも怪しいので、ホテルの外に出て2人を待っていたものの、一向に出てこないではないか。

「もしかして捕まっちゃったんじゃないか……」「どこかに連れ込まれて怒られているんじゃないか……」と心配していると、マクドナルドの袋をぶら下げた2人がこっちに向かってくる。僕も気づかないぐらい素早く出ていったのだそう。ホッとした。

 せっかくミラノに来たのに、何一つ観光しないで帰るのも何なので、ミラノの大聖堂で記念撮影をしていくことにした。デジカメを持って車を出ようとしたが……ない! どうやらホテルの部屋に置き忘れたようだ。ロンドン在住のカメラマンYさんに電話してもらい、ホテルにあることがわかって一安心。記念撮影の後に、ホテルへデジカメを取りに戻り、ようやく出発することができた。

 ミラノからの帰り道は順調そのものだった。が、しかし。またしてもトラブルに見舞われる。今度は「ガス欠」の危機。クラーゲンフルト到着直前にガソリンがほとんどなくなってしまったのだ。慌ててガソリンスタンドを探す。

 ガソリンの残量はすでに「0」を指しているが、最後のエネルギーを振り絞って走っているという状態。高速道路から下りて、道を歩いている人に教えてもらって、セルフサービスのガソリンスタンドを見つけた。ふぅ~、助かった。

 夜6時からの日本代表練習の取材を終えて、夜10時過ぎにホテルに戻ったときには、ドッと疲れがこみ上げてきた。今日、車に乗っていたのは実に9時間。長い1日が終わった……。

(続く)

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