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菊地 まずは08-09シーズンの足ワザの傾向など語ってみましょうか。これは流行したなとか、これはシーズンで目立ったなというワザ。何かありますか?
小池 やっぱり浮き球トラップでの変化だよね。これまではツマ先を使って、その場に止めるだけだったけど、最近ではそのままターンを入れながら、自分の置きたい別の場所にボールを持っていく傾向がある。ゴール前のシーンでは多かった気がするね。グラウンダーのパスは敵も多いし、通すコースが少なくなっている。そうなると浮き球で上から通すケースも増えてくると。そこでトラップで変化できるんだったら、ちょっとすごいよね。
菊地 球際でちょっと浮かせてかわしたりするプレーも多く見られて、何か物事が3次元になってきていますよね。ちなみにグラウンダーのパスを一方に運ぶと見せて反対にコントロールする、逆取りトラップ。これはジダンから今、シャビのものになりつつありますね。すごく多用している。シャビは逆取りか回転かどちらかだもん。
粂田 ちょっとした話題でいえばロングスロー。デラップが猛威を振るいましたね。
清水 シーズン前半だけでしたけどね。後半になったら、デラップだけでなく、他の選手もやるようになりましたよ。ただ、デラップほどの破壊力、飛距離ではなかった。デラップはハーフウェイラインちょっと過ぎたあたりからでも、ゴール前に届きましたからね。
粂田 フワッとしたボールではなく、完全にライナーでしたから。
僕が印象に残っているのは、シーズン中何回か取り上げた、アウトサイドやインサイドを使って、クルッっと回るターン。
菊地 敵から遠いところでボールを動かしながら、回転するというやつね。1回敵から逃げるようにボールを運ぶので、敵に来ないのかと思わせてから裏に出てい行くことになる。
粂田 これまであまりワザという認識がなかったんですけど、意外と使えるプレーだなと改めて思いましたね。
菊地 コロコロPKも随分と取り上げられました。
粂田 これは話題になりましたねぇ。でも、遠藤保仁本人が最近蹴らなくなってしまった。
清水 この間は止められただけで、ヤフーのトップニュースに出てましたよ! ちょっとびっくりしましたよ。
粂田 これに続く選手がいなかったというのは、やっぱり相当難しいんだなと。絶対点を決めてほしい場面で、コロコロはリスクが高すぎますもんね。
菊地 でも、冬の高校選手権では、マネする選手が多かったんだよ。それで成功したり、失敗したり。本人もこれだけ取り上げられるとは思ってなかったんじゃない?
清水 そうですね。研究されますからね。だからといって、普通に蹴って止められたんじゃ面白くないし。やはり何かコロコロを上回るものを開発しないと。
小池 FKでも参考になるのが結構あったよね。壁の作り方とか。
菊地 FKはいろいろ取り上げましたけど、FKでももうGKの逆を取るという、PK的な発想が当たり前になっている。壁があることによって、GKと駆け引きが生まれる。GKの対応もいろいろ出てきているから、ゴール前のFKの技術はこれからも上がってくるんじゃないかな。
粂田 CKでも、最初はエリアの中に3人しか入らないとかありますよね。たくさん入ると動きづらいから。
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